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06月18日-04号

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  1. 新宮市議会 2020-06-18
    06月18日-04号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 2年  6月 定例会          令和2年6月新宮市議会定例会会議録             第4日(令和2年6月18日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員14名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  松畑 玄君                             4番  上田勝之君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員1名、氏名は次のとおり。                            12番  前田賢一君---------------------------------------議事日程 令和2年6月18日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(7)から 日程2 議案第53号 令和2年度新宮市一般会計補正予算(第4号) 日程3 議案第54号 監査委員の選任について---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(7)から 日程3 議案第54号 監査委員の選任についてまで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               商工観光課長           峪中直樹君               総務部               部長               尾崎正幸君               防災及び危機管理担当部長     山下泰司君               秘書課長             福嶋律文君               総務課長             梶田卓哉君               財政課長             小林広樹君               防災対策課長           佐藤尚久君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        田中幸人君               子育て推進課長          辻本美恵君               保健センター長          赤松勇人君               建設農林部               部長               平見良太君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               水道事業所               所長兼業務課長          名古一志君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               平見仁郎君               次長兼教育政策課長        澤原謙二君               教育政策課企画員         富田英之君               文化振興課長           福本良英君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第4日(令和2年6月18日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(久保智敬君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(久保智敬君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号7から、順次発言を許可いたします。---------------------------------------岡崎俊樹君 ○議長(久保智敬君)  5番、岡崎議員。 ◆5番(岡崎俊樹君) (質問席) おはようございます。 通告に従いまして、一般質問を始めさせていただきます。 今回は、防災と業務効率化という点で質問させていただきます。 昨日まで同僚議員の方も防災についてはたくさん質問していただいていますので、かぶらない部分で質問していきたいなと思っております。 まず、ウェブ版ハザードマップを先月、新宮市として導入していただいと思うんですけれども、ウェブ版新宮ハザードマップ、すごくいいなとは思うんですけれども、これ、使い方が分からないというか、利用してもらえないのではないかなと私思います。私も使ってみたんですけれども、どう使っていいのかというのが分かりづらい。あと、ハザードマップの見方も分からない人とかが多いのではないかなと感じました。広報にはちょっと使い方の説明も載っていたとは思うんですけれども、まだまだそれを使いこなせないという方もいらっしゃると思うんです。 ですので、もう少し使い方の説明をホームページにも、サイトにアクセスするところにつけるのか、そのサイト内につけるのか、いろんな方法あると思うんですけれども、使い方の説明であったり、また市内でも防災訓練や避難訓練なども行うとは思うんですけれども、そういった際にも、じゃ、今スマートフォンをお持ちの方も多いと思いますので、そういったものでまずみんなで一回自分の地域であったり、使ってみようなどとして使っていただくということをするとまたいいのかなと思うんですけれども、そういった点についてお伺いしたいのと、あと、こちら災害時に、使用する際にアクセスが集中して見られなくなるということが発生する可能性もあるかなと思うんですが、その2点についていかがでしょうか。 ◎防災対策課長佐藤尚久君)  ウェブ版ハザードマップにつきましては、先月公開をさせていただきました。今のところ、使い方に関するお問合せを頂戴してはおりません。しかしながら、このマップにつきましては、お住まいの場所などの洪水、土砂、津波などに関する危険性を知ることができるようになっておりますので、その使い方や、またマップの意味といったものを御理解いただくことが大事でございます。そういったことからも、ただいま議員御提案いただいた件も参考にさせていただきまして、分かりやすい使い方の説明をできるだけ早い時期に掲載する方向で検討させていただきたいと考えております。 また、現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で、出前講座などで市民の皆様とお話をする機会が少なくなってはおりますが、今後、出前講座などの機会を捉えまして、このウェブ版ハザードマップを実際に使い、また体験していただくようなことにつきましても、ぜひ実施していきたいと考えております。 それと、アクセスが過度に集中しますと閲覧ができなくなる場合も出てこようかと思いますが、ハザードマップの作成を委託しております業者に確認いたしましたところ、少なくとも1,000件の同時閲覧が可能とのことでございました。 ただ、ハザードマップと申しますのは、本来、災害の発生のときや発生直前に見ていただいて行動していただくものではなく、むしろ平常時に確認しておいていただきまして、いざというときに素早く行動できるよう事前に準備をしていただくものと考えております。こういったことにつきましても、しっかりと周知してまいりたいと考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 ハザードマップについて、今確かにこのコロナ禍において、なかなか出前講座などそういったことできないとは思うんですけれども、今の時代的なあれもあるんですけれども、またこれはいろんな業種いうか、説明いうか、市の事業含めてなんですけれども、今後、市としても動画での説明などももし可能であれば、そういったものを見て、あと聞いて分かるということで、目の不自由な人であったり耳の不自由な人でも分かるという意味でも、そういった時代の流れによってできることをどんどん、もし進めていただければありがたいなと思います。 こちらも、たしかに災害時に見るものでも、前もって準備していくものというのももちろんありますし、またこういったことを踏まえて、災害時にはなってしまうんですけれども、例えば警報出ることを予想されるときとか、そういったときに、防災メールでもハザードマップのURLを送ることとか、そういったことは考えていないんでしょうかね。 ◎防災対策課長佐藤尚久君)  防災情報避難情報などの発信につきましては、いざというときには適切な必要な情報というものを発信していきたいというふうに考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  本当にその瞬間で必要なのかというのも非常に難しいですし、やっぱりこれに関しては、前もって皆さん住んでいる地域で自分の避難所であったり確認してもらうのが一番いいと思うんですけれども、いざどこに皆さんいるか分からないので、もしそれが必要というか、どれぐらいアクセスするか分かりませんし、みんなパニックにもなっていたりする場合もあるとは思うんですけれども、そのURL載せて、見る、見ないか、その人たち次第だと思うので、それを載せる余裕というと変ですけれども、必要な方もそれによって助かる命であったりあるかも分からないので、そこもまた一つ検討というか、考えて、今後もまたそういった情報発信していただきたいなと思います。 次に、避難所についてお伺いします。 昨日までも避難所についての質問はあったんですけれども、このコロナ禍においての避難所の対策であったり、あと、全体の避難所の対策はされているとは思うんですけれども、レイアウトであったり、そういったものは考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎防災対策課長佐藤尚久君)  今回の新型コロナウイルス感染症への対策を考慮しました避難所の対策といたしましては、いわゆる3密対策に加えまして、熱中症対策も講じることにいたしております。具体的には、避難者同士の間隔を1メートル以上空けていただくことや、可能な限り換気を行うこと、また空気清浄機を配備すること、手指消毒液の使用を促すことなどを考えております。それに加えまして、熱中症も懸念されますので、避難の際には、うちわや扇子、それにふだんより多めの飲料水などを御持参いただきますよう、今月の広報におきましてもお願いしているところでございます。 また、同じく広報で、安全な親戚や知人宅へ避難することも考えてみましょうといった趣旨のことも掲載させていただきましたし、さらには、避難のために旅館やホテルへ宿泊した場合に助成をする制度の準備も進めさせていただいております。 これらのことによりまして、市民が避難をする際の避難先の選択肢を増やし、避難所の密度や感染症のリスクが軽減されまして、避難すべき市民が避難所へ避難しやすくなる、安心して避難できるといったことにつながると考えております。 避難所のレイアウトにつきましては、アルミマットなども避難所に配備し、避難者同士の間隔を確保するためのレイアウト例も用意しているところでございますが、実際の避難所におきましては、避難所の実情なども加味しながら、臨機応変かつ適切に対応していくことになると考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  臨機応変、適切にということで今おっしゃってくれているんですけれども、避難所にも行ける職員であったり、分かっている職員だけが行くわけでもないのかなとも思いますので、最低限のそういったレイアウトであったり、誰が対応してもできる仕組みじゃないんですけれども、もちろん臨機応変な対応も大切なんですけれども、職員であったり、また市民の皆様の協力もあると思いますので、そういった方が見てちょっと対応していただけるようなものも考えていただきたいなと思っております。 次に、高齢者や障害者の方の避難が困難なことが今までもあるとは思うんですけれども、今回、福祉関係者とかの連携によって協力してもらえないかなというちょっと提案なんですけれども、これは、昨年の台風19号においては、新宮市じゃないですけれども、多くの在宅の高齢者、障害者の方が被災されました。その際に、自宅などの災害リスクを把握することで、災害時に適切な避難行動を取ることができたのかなとは思っております。このために、福祉関係者の方に協力してもらうことができないかなと思っております。 職員も頑張ってくれていると思うんですけれども、全てを把握することは難しいかなと思っておりまして、ふだんの在宅の高齢者や障害者の方の家を訪問する機会のある福祉関係者の方、ケアマネジャー相談支援員など、あと、民生委員の方やいろいろな方がいるとは思うんですけれども、そういった方が高齢者や障害者の自宅を訪問する際に、自分の家の避難所はどこだよとか、ハザードマップの見方であったり、もしくはスマートフォン使える方であったら、先ほどのウェブ版ハザードマップを一緒に使ってもらったりとかそういった確認など、避難場所の確認だったり、そういったものを協力してもらえる、協力を要請できないのかなとは思うんですけれども、そういったことはできないんでしょうか。 ◎防災対策課長佐藤尚久君)  ハザードマップにつきましては、新宮市では、今月の広報に洪水・土砂に関するハザードマップの抜粋版を折り込ませていただきました。また、先ほど申しましたとおり、先月からウェブ版ハザードマップにつきましても公開させていただいております。さらに、今年中に冊子版のハザードマップも完成する予定でございますので、先ほど申しましたが、今後、出前講座などの機会を捉えまして、ハザードマップの内容の周知に努めてまいりたいと考えております。 また、議員からお話のございました福祉関係者に対するハザードマップの説明等につきましても、庁内の関係課と情報共有いたしまして、取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  そちらもできる範囲で、そういった福祉関係者の方々もまた負担になっても困るとは思うんですけれども、できる限り高齢者の方に携わる機会が多い方に、ちょっと市としても協力してもらえたらとは思っております。 あと、よく台風や警報が出ても移動手段ができないという、分かっても移動できないよという声も多くあるのではないかなと思っております。その際に、これは僕がちょっと思ったんですけれども、そういった方、避難所までのタクシー代とか何か移動手段に関して、市から補助してみてはいかがかなとは思うんですけれども、そういったことはできないでしょうか。 ◎防災対策課長佐藤尚久君)  御提案ありがとうございます。 ただいま御紹介いただきました方策につきましては、高齢者や障害者にとりましては避難時に利便性が高まるという面は確かにあろうかと思います。しかしながら、一方で、様々な課題や問題点もあろうかと思いますので、まずは他の自治体などで同様の取組事例がないのかといったことにつきまして一度調べさせていただきたいと思います。 ◆5番(岡崎俊樹君)  この移動手段というのが、今後もなかなか解決しづらいというか、難しい問題になってくるとは思いますし、より移動できない方、増えてくるとは思いますので、またいろんな手段、市民の協力であったり民間業者様の協力であったり、そういった何かいい手段見つけるというか、先ほどおっしゃっていた他の自治体の参考例なども踏まえていろいろ考えていただきたいなとは思っております。 最後に、新型コロナウイルスが懸念される状況における災害が起こった際に、外部から医療従事者であったり、ボランティアの方などに来ていただけることが予想されるんですけれども、大変ありがたいことなんですけれども、もし、災害時にそういった支援者様が来てくださった際に、今、このコロナ禍においては3密になり、あと、市民の皆様と接する活動を慎重に検討する必要があるかなとは思うんですけれども、被災地、例えば新宮市にウイルスを持ち込まれるおそれであったり、また来ていただいた方がボランティア同士の接触によって自分の地域にウイルスを持って帰るおそれ、また被災者やボランティア同士の接触による感染の広がり、様々なことが考えられます。 支援者と被災者を守るために、感染防止の対策も考えておくべきかなと思うんですけれども、こういった点は考えられていますか。 ◎防災対策課長佐藤尚久君)  被災地内外から駆けつけていただくボランティアにつきましては、行政の手の届かない様々な被災者の支援活動を行うなど、被災地の復旧・復興、被災者の生活再建において重要な役割を果たしていくなど、実にありがたい存在でございます。今月に入りましてから、国から都道府県に向けまして、新型コロナウイルス感染が懸念される状況において、災害ボランティア活動の環境整備などに関する通知や事務連絡が発出されておりまして、ごく最近、市のほうにもこの通知の一部が届いているところでございます。 今後は、市の内部の関係部署、またボランティアセンターの開設や運営を担っていただいております社会福祉協議会とも情報共有を図りまして、感染症を踏まえた対応方法の変更点の確認などを行いたいと考えております。いずれにしましても、被災者、支援者を守るための感染防止対策というものは当然重要なポイントの一つでございますので、関係機関との連携をしっかりと図っていく必要があると考えております。
    ◆5番(岡崎俊樹君)  こちらの点に関しては、非常に難しいというか、大変いろいろ考えないといけない点もあると思いますし、いろんな方に協力してもらわないといけないとは思うんですけれども、こちらの点も正解とか非常に難しいかなとは思うんですけれども、全く考えていないではなく、こちらについても一応考えてやっていただきたいなと思っております。 防災についての質問は、以上とさせていただきます。 次に、業務改善、行政サービスについてなんですけれども、まず、公式LINEについてお伺いしたいと思います。 昨年、私、6月の一般質問において、防災に関わる情報共有という点で上げさせていただいたんですけれども、そういったツールの一つとして、自治体の公式LINEの導入を検討してほしいというお願いをしました。今回、コロナウイルスにおいても、自治体からの情報発信は非常に大切と感じています。今年に入ってからも、和歌山県の公式LINEであったり、あと、和歌山市、かつらぎ町と、公式LINEを導入しているところが増えています。 また、今、梅雨にも入り、大雨、台風などの被害も予想され、心配する状態となっております。あれから1年たちましたけれども、その後、LINEについて検討されたんでしょうか。 ◎秘書課長福嶋律文君)  去年、議員からの質問において、導入に向けた御提案をいただいたところでございます。その後、すぐにLINE社が行っている自治体アカウント無料化事業の概要調査や運用説明会などにも参加し、導入に向けた検討を進めてまいりました。さらには、LINEアプリ導入自治体運用モニタリング、聞き取りなどを1年近く行ってまいりましたが、特に大きなトラブル、システム障害等はないようでしたので、本市におきましても無料アプリの範囲内で導入し、今後、速やかに運用を開始していきたいと思ってございます。 ◆5番(岡崎俊樹君)  では、導入していただけるということで、こちらも速やかにということで、今本当に災害というか、雨も増えてくる時期でもありますし、コロナ禍の状況ですので、一日でも早く導入できるのであればやっていただきたいなと思っております。 今回、無料で導入しようということなんで、全然無料でも僕はいいとは思っていますし、有料サービスもいっぱいあると思うんですけれども、使いこなせないものに有料のサービスをする必要はないとは思うんですが、LINEサービスとしては、いろいろな機能というか有料のサービスもあります。あと、今回、コロナ禍においては、ちょっと1点紹介なんで、これを導入しろとかいうあれではないんですけれども、静岡県の浜松市においては、「はままつLINEコロナ身守りシステム」というものを導入したというニュースがありまして、これは、浜松市で感染者が出た際に、例えば行っていた飲食店のお店でもし出たんであれば、ちょっとQRコードとか読み取らないといけないんですけれども、そこに自分がもし行っていたとしたら、僕が例えばそのお店へ行っていて、市長も行っていて、例えば市長がなりましたという、同じ時間に行っていた僕に通知が行くというシステムらしくて、クラスターの発生であったり、そういったものが早急に分かるというシステムなのかなと私は理解しております。 安心して皆様が店舗を利用できるようにということで、こういった取組を導入したということをおっしゃっておりましたが、時代に合った、LINEだけではないんですけれども、いろんなサービスが、いろんな便利な機能、システムをつくってくださるので、必要に応じて、新宮市でめちゃくちゃコロナが出た、このシステムがいいという思いがあるときは、ぜひそういった際だけでもいいので、有料サービスの利用であったり、それを使うという意味でも、まず情報に敏感でないといけないとは思うんですけれども、いろんな情報が常日頃変わっていろんなサービスをつくっていただけているので、もしいいサービスなどあれば、またそういった点も利用して、今後、LINEを導入した際には、市民の皆様がよりよいものができたなと感じていただけるように、またいろいろ今後工夫してやっていただきたいなと思っております。 次に、キャッシュレス決済導入についてお伺いいたします。 経済産業省は、2018年の4月にキャッシュレスビジョンというものを作成しまして、2025年までには40%、将来的には80%を目標にキャッシュレス化を進めたいということを目標にしております。昨年消費税が上がり、キャッシュレス決済を導入するお店が増えています。 新宮市としても、市民サービスの充実と利便性向上を図るため、キャッシュレスサービスを利用した市税納付などのキャッシュレス化の推進に取り組み、現金のやり取りを省いたスピーディーな決済を行える仕組みを導入する必要があるのではないでしょうか。市役所などの窓口や公共施設において、スマートフォンやICカードによるクレジットカード及び交通系電子マネーを用いて証明書などの交付手数料や入館料など決済できるサービスのほか、市税などの納付書のバーコードをスマートフォンで読み取ることで、時と場所を選ばず納付が可能となり、コンビニや金融機関が周辺にないなど移動手段がない方、子育てや介護で家を空けることができない方など、納税者の利便性の向上を図ることができます。また、行政内部の効率化を同時に実現できるメリットも期待されます。 経済産業省は、キャッシュレス化に取り組む自治体の募集も昨年ですかね、やっておりまして、今年、モニター自治体を選定していました。キャッシュレス決済が普及する時代において、キャッシュレス決済の導入を検討すべきと考えますが、新宮市としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎総務課長(梶田卓哉君)  時代は間違いなくキャッシュレス化に進んでおりまして、市民の皆様の利便性の向上や現金を管理する必要がなくなることなどメリットも多く、市役所としましても、近い将来導入すべきものと考えております。一方、導入に当たりましては、決済時の手数料に係る予算の確保が必要となることや、決済から実際に入金されるまで日数がかかってしまうこと、そのほか、多種多様なキャッシュレス決サービスのうち、どのサービスを対象とするのかなど、解決すべき課題もたくさんございます。モニター自治体の動向も参考にさせていただきながら、メリット・デメリット、また費用対効果を検証させていただき、できるところから導入に取り組んでいきたいと考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  こちらいきなりこれを導入しろというのも無理なのもちろん理解していますし、なるべくというか、国もまず一部の施設で試してみたりとか、自治体の窓口で導入する際も、導入した自治体の事例でも、まず決済手数料の低い口座決済から導入したとか、いろいろな様々な事例はあると思いますし、実際にもう導入している自治体もありますので、こちらモニター自治体の結果も、そちら来年以降になるかなとは思うんですけれども、そういったいろいろな導入した自治体の結果を検討しつつ、市としても前向きにこちらも、時代は変わってきていると思いますので、検討していただきたいなと思っております。 次に、業務効率化についてお伺いいたします。 今回、コロナ対策において、新宮市としても独自支援策などで財政調整基金であったり、いろいろな基金が減っていると思います。災害時なので使うことは悪いことではないですし、必要な支援だとは思っておりますが、出し過ぎではないかという意見もあったりするというのが現状であります。新宮市の財政を心配してくださっている市民の方もいるということで、こちら非常にありがたいんですが、また文化複合施設などの費用、先日、松畑議員もちょっと一般質問でも言っておりましたが、そういったことも含めて、文化複合施設でもお金がかかって新宮市の財政を不安に思う市民の方も多い。このコロナにおいてと文化複合施設、様々なことによって、新宮市の財政を不安に思っている方が多くいるとは思っております。 今後、人口減少であったり、少子高齢化が進んでいく中で、新宮市としては、シミュレーションでは、今後10年間の職員数も変わっていないというのがあったと思うんです。もっと業務改善できる部分はして、人件費含め業務を見直していくべきではないかなと私は思っております。そのためには、まず要らない部分であったり、業務を見直す必要はあるとは思うんですけれども、またデジタル化できる部分は変えていかないといけないかなと思っております。 政府も、昨年12月に行政の電子化に向けたデジタル・ガバメント実行計画というものも決め、国民の利便性を高め、行政を効率化するために行政手続の9割を2024年度中に電子化する方針を決めました。また、住民に身近な行政サービスを提供する地方公共団体に対する手続のオンライン化の加速をはじめ地方公共団体のデジタル化が急務であると言っていて、地方自治体においても電子化の動きが急加速しています。そして、今回、コロナウイルスによっても働き方が見直され、テレワークであったり、オンライン会議など、様々な働き方が変わっています。コロナウイルスについては、今後どうなるか分かりませんが、感染症や災害など、いつ起こるか分かりません。また、高齢化が進んでいますので、高齢者に関われる職員を増やす必要があるかと思っております。こういった点でも、少しずつでもデジタル化できる部分から変えて、本当に人が必要な部分に人をかけるべきだと思います。 昨年から、私、一般質問の中でもデジタル手続法であったり、AI、RPAの活用、ペーパーレス化など、一般質問において提案もさせていただきました。まずは今やっている業務を本当に必要なのか見直すべきであるかなとは思っておりますが、意味もなくやっていることも多くあるかなと思っております。その上で、見直した上で、デジタル化できる部分は変えていく。全てをいきなり変えることは無理ですが、市民の利便性の向上であったり、行政の効率化、費用削減などを図るためには、もう時代に合わせて変えていく必要があると思いますが、そのようなことは検討されているのでしょうか。 ◎総務課長(梶田卓哉君)  このたびのコロナ禍では、とにかく人と人とが接触する機会をなくす、あるいは極力減らしていくということが感染予防に求められるところでございます。そのような中、市役所におきましては、まだまだ対面による手続がほとんどでありまして、申請や手続をオンライン化していくということは、市民の皆様の利便性向上のみならず、感染予防の観点からも推進すべきであると考えております。 また、AI、RPAなどの技術を業務に取り入れ、デジタル化していくことにつきましては、現在の業務の改善といった点からも必要があると考えてございます。 どのような業務が適正なのか、あるいは現在使用しているシステムなども踏まえ、どのような機能を持たすか、それに要する費用やその効果を検討する必要があると考えてございます。 また、国あるいは企業等から提供されておりますシステムの試用期間での利用でありますとか、他団体の導入事例や検証結果報告などの情報を収集しつつ、考えてまいりたいと思っております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  今後いろいろ考えてやっていただきたいなとは思います。本当に今回このコロナ禍において、いろんなことが変わってきて、また戻ってしまう可能性もあるという話もありますが、しかし、時代は大きく変わるチャンスかなと思っております。例えば、先日、市長も県の首長会議もオンライン会議でされていたと思うんですが、僕も結構オンラインツールで会議とかそういった講習会とか参加しているんですけれども、これは時代が変わってもそれも併用して、オンラインとオフライン出てくるかなと思うんです。そういったものももうどんどん導入して、議会の中でもオンラインでやるという実験、これはこちら側の、議員側のあれもあるかなと思うんですけれども、オンラインで議会をという実験されている自治体もありましたし、今後、視察などとかもオンラインでできないのかなと、僕自身は、新宮市からよそ行くのすごく遠いんで、その時間と交通費でもすごく無駄かなと思うんで。それは、議員もそうですし、職員の視察じゃないですけれども、そういったものもオンラインでできることとかも、それは全国の自治体が協力しないといけないのかなとは思うんですけれども、そういったものもやろうと思えば簡単というか、できるかなと思っております。 あと、市民サービスという意味では、先ほどの防災のときに言わせていただいた動画で配信とか、結構市民説明会とか、私も昨年も何回か行かせていただきましたけれども、やっぱりその時間帯に来れない人とかも多いかなと思いますので、やっぱり画像で説明するというのも今の時代はできるので、そういった面も今後検討していただけたら、より市民の方も、知らなかったが減るのかなとは思っております。 こういった点、結構やる気もあるかなと思いまして、本当に何が必要で何が要らないか、またこの新宮市の人口規模というのも、あと高齢化が進んでいるというのもありますし、どれが必要なのかというのは本当に考えてやっていくべきだなとは思いますけれども、このコロナ禍においてもそうですし、例えば議員からもそうですけれども、いろいろな要望であったり、提案をすることによって、やっぱり職員の負担というのもどんどん増えているかなと、それはどの職業でもそうだと思うんですけれどもあると思うので、まずは本当にやらなくていいものというのはいっぱいあると思うんです、ずっと昔からやっているものとか。そういった業務の中で、要らないものをまず減らしていって、本当に必要なことに時間とお金をかけていけるというものをする必要があると思っております。 そういった点も踏まえて、これは市長のあれなのかなとは思うんですけれども、いろいろそういったまず業務の見直しであったりした上で、本当に人がしなくていいものは全部なるべく機械化というかデジタル化していき、本当に人が必要な部分に人を使ったり、今後は人件費削減も必要かなとは僕思っておりますので、そういった点については、市長どうお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  大変貴重な意見ありがとうございます。 先ほど少し紹介いただいた先日の和歌山県の全市町村長の会議、知事といわゆるこの県内の首長会議でありますが、初めてオンラインでやりまして、ふだんの会議と全然遜色なく、ストレスもなく開催できたというふうに思っております。議員もおっしゃっておりましたが、結構会議参加するのに、新宮からですと、例えば2時間の会議に往復6、7時間、またガソリン代もかけて行っているわけでありましたが、非常に有効的なことだなと思いました。県にもぜひ、次回からもオンラインで会議やってほしいと要望したところなんです。 このコロナ禍の中で、つらいこと、課題が多いわけでありますが、そういったいい面も発見されたなというふうに思っております。この会議だけに限らず、また議員からも提案いただきながら、オンライン化をいろんなところで進めていって、またそれが必ず行政改革、財政改革にもつながっていくというふうに思っております。 とにかく、行政は永遠に継続していくわけでありますし、その中で、やはり住民サービスということの質は向上していかなければなりませんので、議員が常々おっしゃっていただいているそういった改革、改善というのは、常にしっかりやりたいというふうに思います。 ◆5番(岡崎俊樹君)  今回、新宮市でも職員を減らしながらの勤務ということもあったと思いますし、地域によっては、コロナが出ている地域というか、7、8割職員を減らした地域もあるという話も聞きました。逆にこれ、職員を減らしてもできるわけではないと、いろんな努力とか大変な思いもあったと思うんですけれども、本当に人数で補える可能性も出てきたなと思いますし、逆に何かがあったときに、人数を減らしてやらなければいけないというのも必要なのかなと思いますので、今後、本当に感染症であったり、災害であったり、いろいろなことが考えられますので、そういったことを踏まえて、人が補えない部分については今の技術の進化、進歩に期待する、任せるというか、そちらも大事だと思いますし、人がすべき点というのと、先ほど市長がおっしゃっていた、まず業務の見直しだったり、そういった点も踏まえて、本当に便利な時代にどんどんなっている中で、便利な時代になっているのにどんどん皆様が疲れて、やることが増えるというすごい矛盾も生まれているのがこの日本の社会かなと私は思いますので、便利になって自分たちが使える時間であったり、ゆとりが本来できるべきかなと思いますので、そういった点で、無駄なものというか、今までやっていた当たり前の作業というのも一度見直して、今後も検討というか、よりよい新宮市として、職員の働き方含めて、また市民サービスの向上に向けてやっていただきたいと思っております。 ◎総務部長(尾崎正幸君)  議員から御提案いただいたこと、本当にそのとおりだと思っています。国の動向を見ましても、このRPAでありますとかデジタル化につきましては、特別交付税の措置で手当てをするであるとか、また現在、第32次の地方制度調査会が開かれておりまして、7月にはそういうRPA、また少し古い言葉ですけれども、スマート自治体の推進の関係で答申が出るやもという情報もございます。そういう中で、国がさらなる支援をする可能性もございますので、そういう情報もアンテナ高く取りながら、調査研究は続けてまいりたいと思います。 ◆5番(岡崎俊樹君)  僕もそこまで正直こういった機械というか、そういったデジタル系は強いわけではありませんし、皆様のほうがプロだとは思っております。率先してモニター自治体になれとかじゃないですけれども、いろんな募集も国もしているとは思うんで、そういったものに手を挙げられるというのも一つ先進的な自治体かなとは思っておりますので、情報に敏感になって、積極的に行動していただける自治体になってくると、またいろんな働き方とか思考を含め変わってくるかなと思っておりますので、そちら今後期待というか、少しずつかも分かりませんけれども、変わってやっていただきたいなと思っております。 以上で、私、岡崎の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(久保智敬君)  10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前10時45分--------------------------------------- △再開 午前10時59分 ○議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △上田勝之君 ○議長(久保智敬君)  4番、上田議員。 ◆4番(上田勝之君) (質問席) それでは、6月議会最後の一般質問を始めさせていただきたいと思います。 本当に今議会、新型コロナウイルス感染症について、その対策等について、各議員それぞれに質問をされていました。同様の内容も多くなってしまう、それだけ大きなことだったんだろうと思いますし、またさらに今後予想される第2波に備えておくということの危機感の表れではないかと私は感じながら、皆さんの質問を聞いておった次第なんです。 今年の1月15日に日本国内において初めて新型コロナウイルス感染症の患者が発生、その後国内各地において感染者が続出、4月7日に国が東京都をはじめ7都府県を対象に緊急事態宣言が発令されました。その後、4月16日に全都道府県に緊急事態宣言を拡大、不要不急の外出の自粛、接待を伴う飲食店への外出の自粛、県外からの訪問客の受入れの自粛の観点から、学校の休校や公共施設、商業施設の休業、ゴールデンウィークの帰省や移動の自粛など、多くの市民の皆さんや事業者の皆さんの社会活動が大きく制限される事態となり、市民生活や社会経済に大きな影響を与えました。 幸いに、新宮市では現在まで新型コロナウイルスに感染した患者は発生していませんが、今後7月後半の4連休やお盆休みの帰省の時期、そして秋冬のこの新型コロナウイルス感染症の流行の第2波の襲来が予想されています。 3月から6月までの間、緊急事態宣言下での市の対策と対応状況を検証し、来るべき第2波の襲来に備えなければならない、そのために幾つかの論点を整理しつつ、質問をさせていただきます。 まず、経済対策についてお尋ねをいたします。 新宮市は全市民を対象として、生活支援給付金の給付が一昨日ですか、16日から始まり、事業者向けとして単月で前年と比較して30%以上売上げが落ち込んでいることを要件に、経営持続化支援金の給付を7月31日までの間、申請を受け付けています。この事業者向けの市独自の支援策は、4月15日の議会の総務建設委員会で、私は緊急事態宣言が全国に拡大される直前の状況の中、国の令和2年度1次補正予算成立前の時期であり、国の事業者向け支援が受けられるようになるまでの当面、4月、5月の家賃などの固定費や運転資金の一助として、経済センサスや新宮商工会議所の会員数等に基づく事業所や店舗を営む事業者1,800件に対し、1件当たり30万円の支援を財政調整基金を財源として行うべきと、かなり前のめりの提案をさせていただきました。 その後、市当局は、今年度の不急の事業の洗い出しを行い、財政調整基金からの繰入れ等、財源の捻出を考慮され、4月28日の臨時会に新型コロナウイルス感染防止策として、いわゆる3密の回避を図るため、ゴールデンウィークに帰省されるであろう方々からの感染を防止する観点から、飲食店の休業協力を目的として、まず飲食店を対象として1事業者当たり10万円を給付する支援策を提案されました。 しかしながら、種々の問題点等、議員各位の賛同を得られず、5月13日に再度臨時会を開き、業種を問わず売上げの落ち込んだ小規模事業者を対象とした経営持続化支援金として、1事業者当たり5万円を給付する支援策を提案、先ほど申し述べたように、現在申請を受付中、そして給付を実施されています。 この市の経営持続化支援金、6月8日時点で申請件数が531件、給付件数286件との報告がございましたが、この一般質問中にも最新の申請、あるいは給付の件数が報告されていましたが、改めて最新の申請数、給付状況をお尋ねいたします。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  新規の申請状況でございますが、昨日6月17日現在、664件の申請を受け付けてございます。 支給状況につきましては、おととい、6月16日までに515件を支給させていただいておりまして、来週、6月22日に80件支給予定にさせていただいており、合計595件の支給を見込んでございます。 ◆4番(上田勝之君)  この経営持続化支援金の申請状況が664件、給付のほうもおおむねそれに近い件数、そういったような状況の中で、以前にもこれ私、提言させていただいたんですけれども、どういった業種でどの程度売上げが落ち込んでいる傾向かなど、分析の状況はいかがですか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  支援金の状況につきまして、業種を分析させていただきましたところ、一番多い業種が飲食店、宿泊業の方の申請が193件、率にしまして29.1%、次に卸売、小売業の方が149件、22.4%となっております。 また、売上げ減少率につきましては、664件申請をいただいておりますが、減少率30%から50%未満の方が88件、率にしまして13.3%、50%から70%減が347件、率にしまして52.3%、70%以上減が229件、率にしまして34.5%。50%以上の方が576件、86.7%というふうになってございます。 ◆4番(上田勝之君)  ありがとうございます。 そういった、かなり業種、特に飲食店あるいは宿泊、そして観光関連やそれに関連する卸売業あるいは小売業等々の影響が非常に大きいんだろうと思われます。 業種によっては、利益率等の関係もございますから、一概に売上げのダウンだけで経営状況を推しはかれるものではございませんが、かなり厳しい状況にあるということは間違いないと思われます。 それでは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者に、金融機関から融資を受けるために必要なセーフティネット保証制度や危機関連保証の認定は、市が行っていると思われますが、こちらの申請状況はいかがでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  融資制度の認定の申請状況でございますが、これも6月17日、昨日現在の数字でございます。セーフティネットの認定件数が132件、そして危機関連保証の融資の認定が160件、合計292件の認定をさせていただいております。 ◆4番(上田勝之君)  こちらのほうも、このセーフティネットの保証制度や危機関連保証の申請状況の中で、どういった業種の方が経営状況としてどういうふうに厳しいのか、売上げがどれくらい落ち込んでいる状況なのか等々、こちらのほうも申請状況の中からつかめるとは思うんですが、そちらのほうは分析はされていますか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  こちらのほうで数字を調べさせていただいております。 認定の申請状況につきまして、業種で一番多いのが卸売、小売業の業種、これが件数が87件、率にしまして30%、次に飲食、宿泊業が66件、23%となってございます。 売上げ減少率につきましては、卸売、小売業につきましては30%以下で申請をいただいている方が44%、30%から50%減が30%、50%以上の申請が26%となってございます。 飲食、宿泊業におきましては、30%以下が26%、30%から50%が12%、50%以上が62%となっております。 全業種を総計いたしますと、30%以下の申請が36%、30から50%減が20%、50%以上減少が44%というふうになってございます。 ◆4番(上田勝之君)  経営持続化支援金とこのセーフティネットの保証制度や危機関連保証制度を利用した金融機関から緊急の融資を受ける、そういった業種については、同様の傾向がやはり見られるということで、本当にかなり厳しい状況であることは間違いないようですが、新宮市が直接把握できる指標としては、今お伺いした施策の申請の内容によるところだと考えられます。 新宮市におかれましては、コロナ禍における新宮市内の経済的な打撃の影響について、どのように捉えられていますか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  支援金の申請状況、そして融資の保証の認定の申請から見まして、やはり多い業種というのは飲食、宿泊業、そして卸、小売業というふうになってございます。 ただ、売上げ減少率から見ますと、飲食、宿泊業の方が50%以上下がっているということで申請をいただいている率も非常に高くございますので、やはり外出規制による大きな影響を直接受けている業種は飲食、宿泊業だったのかなというふうにこの数字からは推測されます。 ◆4番(上田勝之君)  そうですね、まさに今、課長お答えいただいたように、やはり飲食、宿泊業というのは4月後半、あるいは5月のゴールデンウィーク中とか、全面的に休業されたりといったようなことが多かった。外出自粛の、あるいは他県からの帰省や旅行の自粛といったようなことが影響を直接受けたものと考えられます。 ただ、この経営持続化支援金の予算審議の際に、新宮商工会議所の会員数や、あるいは経済センサス等に基づけば、事業者店舗数というのは新宮市内において1,800件程度、飲食店等においては800件程度ではないかと当時予算審議の際や委員会調査の際には、そういったような予測がされていたと思います。それに加えて、会議所の会員になられていない個人事業主の方や、あるいはその他の確定申告等における個人事業主というものを合わせて約3,000件から4,000件、それぐらいの市民の方が事業を営んでおられるんではないかと推測され、この経営持続化支援金の申請件数の予測を立てられました。 この経営持続化給付金の予算策定時に想定した申請件数3,000件に対して、現在の申請状況664件、想定を大きく下回っています。この要因についてはどのように考えられていますか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  議員おっしゃられたとおり、当初3,000件を見込んで予算を計上させていただいております。 先ほどうちで統計を取れる数字を申し述べさせていただいておりますけれども、売上げの減少率が30%以下の企業が、うちのデータですと36から7%いらっしゃいます。少し想定よりも多かったのかなというふうには考えております。 ただ、それにしましても、3,000件と今664件ですけれども、差異がございますので、そこにつきましてはまだまだ市の周知の足りない部分もあるのかなというふうには考えております。 ◆4番(上田勝之君)  その点、これもそうなんですけれども、そうしましたら、和歌山県のほうが実施している、これも事業者向けの新宮市の経営持続化支援金と同種の支援策、県の事業継続支援金、これ事業規模によって20万円から100万円の支援金が給付される事業ですが、こちらの申請状況や、あるいは給付状況については、県のほうの情報はつかんでおられますか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  県のほうに確認をさせていただいております。ただし少し前の数値でございますが、6月3日時点の数字で、和歌山県全体で申請が1,890件、そのうち新宮市の事業者の方からの申請は112件というふうに聞いてございます。 ◆4番(上田勝之君)  これは申請数ですよね。こちらの和歌山県の事業継続支援金というのは、国のほうの施策にも関連してまいります。国のほうでは、売上げが落ち込んでいる事業者に対し、こちら前年対比、単月で50%以下に売上げが落ち込んでいる事業者に対して直接給付される施策であり、個人事業主が100万円、法人が200万円、これは国から給付される、いろいろ話題にも上っているところですが、持続化給付金です。 先ほどお尋ねした和歌山県の事業継続支援金、こちらは事業規模に応じて20万円から100万円が給付される形でございます。そして、新宮市が5万円給付する経営持続化支援金、これらの施策は、申請方法がオンラインで行うのか、あるいは紙ベースで申請を行うのかといった違いはあるにせよ、同様の書類で申請ができます。和歌山県の施策の場合は、国の持続化給付金の交付決定通知書の添付を義務づけるなど少々異なる点はあるものの、ほぼほぼ同じ書類で申請できます。 売上げの減少率は、前年比単月50%以上というのは国・県、新宮市が30%以上ということで、こちらも違いはございますが、先ほどから報告を受けたように、市の経営持続化支援金と和歌山県の事業継続支援金の申請数の差、和歌山県の場合は国の持続化給付金の給付が決定されてからでないと、和歌山県の事業継続支援金に申請できないという点を考慮しても、617件と、少し日にちは違いますけれども、112件、この申請数の差、この点について、当局としてはどのような認識でしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  先ほども報告させていただきましたが、和歌山県のほうの申請件数は、新宮市の事業者112件ということで、昨日も少し県のほうに確認をさせていただいたんですが、先週ぐらいから、県内全体ですけれども、急激に申請件数が増えているというふうには聞いております。これは、県のほうにつきましては、国の給付金の決定通知も申請に要るということですので、国の通知の決定をいただいた方が順次、今動き出しているのかなと。 その数字については、まだちょっと把握できていないということでしたので、ここで申し上げることはないんですけれども、今どんどん増えてきているというふうには聞いてございます。 ◆4番(上田勝之君)  確かに国の持続化給付金の給付状況というのが非常に遅いんではないかというふうなことが、メディアや国会の質疑等でも取り上げられておりますが、この新宮市内においても、国からの給付がなされたという話は大変たくさん、多く聞こえてまいります。そして、交付決定通知書が届いたら県に申請して、それ以前に国の申請と同時に市のほうも申請させていただいて、何とか経営の資金の調達の一助にということで大変助かっている部分と、確かに事業規模によってはその金額の多い、少ない、助かるかどうかというところは、違いはあるとは思うんですけれども。 ただ、本当に国の持続化給付金の交付決定がなってからといっても、現在県のほうの申請状況は伸びているといっても、この新宮市内の状況においては、市の申請状況と県の申請状況、かなりここ、6月3日時点の数字ですので、約半月間くらい違いますけれども、かなり差があるんではないかと。 そういった点については、やはり事業者の皆さん、市の申請というのはこちらで対面で行える、対面がいいのか悪いのかという、この時期においてはという問題はありますけれども、それだけ身近に行いやすい。ただ、国の持続化給付金とそれに伴う和歌山県の給付金の場合は、和歌山県も紙ベースなんですけれども、やっぱり交付決定通知書が来ないと駄目なので、国の持続化給付金自体が、商工会議所の2階で今サポート会場が設けられてはおりますけれども、なかなかそこに申請できていない状況があるんではないかと推測されるんです。 そういった意味では、新宮市においてもこの新型コロナウイルス感染症対策の経済対策の特別チーム編成して、対策室設けられています。そういったことをもっと相談に、対面で来ていただくことの課題はあるにせよ、幸いにこの地域では感染者は発生しておりませんので、こういった支援策、もっと活用してほしいと、そういったことを、先ほどの岡崎議員も質問されていましたけれども、やっぱり情報発信、これだけ最初の市の申請状況やセーフティネットの申込み等から見ても、かなり厳しい業種多い中でこの申請件数の開きがあるというのは、情報発信して、もっと相談にどんどん見えてくださいと、そういったようなことを情報発信していく必要があるんではないかと思うんです。 そういったことで、この冷え込んだ経済状況の中、大変厳しい状況の中、市としてでき得る限りの協力をしていく、支援をしていくという姿勢を打ち出すことがとても肝要なんではないかと思います。 いずれにいたしましても、外出の自粛、3密の回避、県外からの受入れの自粛等に伴う新宮市民やこの熊野地域圏域の住民の皆さんの消費の低迷からの脱却を目指して、消費の喚起策を講じなくてはなりません。先般、新宮商工会議所青年部から田岡市長に対して、クーポン券の提言や、あるいはこれ田岡市長も以前から提案されているというか、今後打ち出していきたいプレミアム付商品券など、消費喚起策としては様々な案がある中で、この商工会議所青年部が提言した1,000円クーポン券が、この後追加議案として上程される予定でありますが、私はこの1,000円クーポン券事業が大変面白い有用な案であることはもちろん承知しております。 ただ、市がその支援を行っていく、そういったような提案を受けて、そういった事業に対して補助を行っていく、そういった際に、さきの事業者向けの経営持続化支援金、あるいはセーフティネット保証や危機関連保証、そういったような申請状況や申請内容から、消費喚起策について実施時期やあるいは事業規模、方法等について、市として戦略的な検討を行い、この消費喚起策、当面の間は継続的な実行が求められると思うんですけれども、そういったことをしっかりと先に打った施策の状況を分析、調査した上で、当局内で議論を重ねて成熟した議案としてぜひとも検討をいただきたいんです。 これ、本当に多くの議員の皆さんが長い闘いになる、これは当局の皆さんも大変感じられているところだと思いますが、そういった中では継続的にそういう消費喚起策を打ち出していく、そのことについて、今後も実行が求められるためには、やはりもっと検討が必要なんではないかと思うんですが、その点についていかがお考えでしょうか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  本市において、今コロナ感染者が出ていないという状況がございます。今後も引き続き感染者を出さないということが一番重要になってくるかと思います。 ただ、一方で経済の面での消費喚起ということも併せて重要になってくるかと思います。 ただ、財源的にも限られた状況にございます。今後もより一層国・県の動向を見ながら、給付時期等を国・県と重複しないように、少し給付なんか間隔の空いているいいタイミング等に有効な手だてを、また庁内でも議論を尽くした中で、費用対効果ということを十分に加味しながらいい手だてを、有効な手だてを講じていきたい、そのように考えてございます。 ◆4番(上田勝之君)  今、部長お答えいただいたように、ぜひともその辺を考えていただきたい。 今後このコロナ禍新型コロナウイルスの感染症流行の第2波が襲来し、再度緊急事態宣言が発令されるような状況がこの秋冬に現出するやもしれません。そのような状況に陥ったときに、市内経済にさらなる打撃があった場合に、そのときに経済的支援策はどう対処するのか、直接現金を給付するのか、そういったことの是非を含めて、また市の財政面からそういった余力があるのかどうか、そういったことも、これはさきの経営持続化支援金やそれ以前から議論にもなっていますが、新宮市には基金もございます。そういった基金をどう精査していくか、あるいは当面使用の見込みのない基金であればこういった支援策に回していく、そういって財源を捻出していく、そういったような検討も今から始めておかないと、いざそうなったときにというんではなくて、今この時期から始めておかれることが必要なんではないかと思います。 特に市の財政も豊かではありませんし、これから大変厳しい状況を迎えると思います。ただ、現在では国から地方創生臨時交付金ですか、コロナウイルスに関連して地方自治体に配分される交付金がございます。それは1次補正で1億5,000万円余りだったと思います。この2次補正ではさらに、全体では倍額の2兆円がついております。そういった中で市がどれぐらいの配分を受けるかはまだ分かりませんが、そういった意味では、今は確かに国から交付されているから、その財源を充当していくことができるし、財源の振替もできる。ただ、長い支援になっていくと、どうやって財源を捻出していけるか、本当に支援が打っていけるのか、そういった面を財政面から検討しておく必要があると思うんです。この点についていかがお考えでしょうか。 ◎財政課長(小林広樹君)  議員がおっしゃられますように、第2波が襲来しまして再度緊急事態宣言が出されるような事態となれば、市内経済への影響は避けられないと思いますので、その状況に応じた施策というのは当然必要になるとは考えております。 具体的にはそのときの状況等を見極めた上で、最も効果的な施策を実施することになると思いますけれども、それに備えまして、これまでの他団体の事例なども研究するとともに、国の交付金を効果的に活用して、できる限り基金繰入金などの市負担を今のうちに最小化しておきまして、市として今後の財政運営も十分考慮した上で、今後使える財源というのは当然イメージしておく必要があると考えております。 ◆4番(上田勝之君)  今、財政課長お答えいただいたように、財政面の検討というのは大変重要になってまいります。今は国からの臨時の交付金がございますから、そういった財源に充当していけるんですけれども、今後はこの市役所庁舎や、あるいは文化複合施設の建設費の返済、あるいはそれに伴うランニングコスト、そういったものが発生してまいります。 そういったことが財政シミュレーション上では大変厳しい状況を迎えておる中で、ただ市民生活がコロナという大きな事態で激変する可能性があるんです。そういったときに、市としてどういった下支えができていくか、そこを今から検討していただきたいと思うんですけれども、この経済的な支援策、事業者向けだけでなくて全市民を対象とした部分もございますが、私はこの4月半ばから市の支援策について議論をさせていただく中で、大きく2点問題点があったし、反省すべき点も私自身も含めてあったのではないかと思っております。 先ほどのクーポン券の説明会でのあらわになったといいますか、当局内で議論なきまま政策が決定されていく、これは市長の英断とも言えるし、スピード感をもって対応していく、そのことと議論のなさ、性急ではないか、拙速ではないかといったようなところは否めません。いわゆるトップダウンでどんどん事を進めていく、でもその中で当局内でも議論をし、成熟した議案としてそれを提案されて、我々議会としても審議をさせていただく、そういったようなことが本来望ましいというか、あるべき姿なんだろうと思います。 こういった議論なきまま進んでしまうことこそ、最も憂うべき状況ではないか。補助金の審査会といいますか、そういったような是非についての、審査会についても持ち回りで決裁を行ってしまうようなことは、そういったことはぜひ慎んでいただきたい。 私自身も、この事業者向けの支援策は、総務建設委員会で提案させていただいた、30万円一律1,800件給付案に始まり、当初の当局案の休業協力飲食店に、コンセプトとしては非常に私は賛同をさせていただいたわけですけれども、私自身の反省としては、やはりどうしてもスピード感をもってしなければいけない、4月、5月に何とか支援を行うべきではないかと、前のめりになり過ぎたんではないかと。こういった前のめりになってしまうときほど、一度は立ち止まって熟慮することこそが当局にも求められ、私自身も含めてですけれども、私自身もやはり立ち止まって熟慮をすることが肝要であるんではないかと、そのことが大いに反省されるところであります。 加えて、財政規模の小さい市が直接現金の給付を行うことは、事業者向けや一般市民向けの両面からしても、本来はある意味禁じ手ではないかと思っております。そういった側面もございます。果たして本当に妥当な手法であったかどうかは今後検証が必要ではないかと私は思います。 市の果たすべき役割は、後から質問させていただく学校教育の項目でも触れさせていただきますが、最も弱い立場の人、あるいは最も厳しい状況の市民の方々を支援していく、そういったことにシフトをしていくことも必要なんではないかと思います。そういった意味では、こういう支援策について、支援策だけではないんです、本当に今、全般的に市の施策において、議論なきまま進んでいく。私たち議会議員、もちろんそうなんですけれども、当局内でもまず議論を重ねた上で成熟した政策として御提案をいただきたい、その中で議員各位のそれぞれの提言も取り入れていただくような形、そういったことが望まれるんではないかと思うので、その辺については、後ほども述べさせていただきますが、本当に改めていただきたいと思います。 以上で、経済的な施策に関しての質問は終わらせていただいて、続いて、これも多くの議員の皆さんがこのコロナウイルス感染症の感染者が発生した場合の治療体制や、あるいは感染が疑われるようなケースが発生したときに、その対応について当局の皆さんに問いただされておりました。 まず、相談窓口として、当地域では新宮保健所へ連絡後、その指示に従って医療センターにて検体採取を行い、県においてPCR検査、その後、入院治療もしくは自宅待機にて経過観察という感染症法や新型インフルエンザ等の特別措置法に基づく説明がなされ、当然ながら感染症法やあるいは新型インフルエンザ等の特措法、これに基づいて感染患者の対応は県が主体となって行っていく、その説明にもちろん当然そのとおりなのであります。 ただ、私もこれ何度か質問もさせていただいたり議員各位の質問に対する当局の答弁を聞いていて、やっぱり保健所と連携してというのが非常に多いフレーズなんです。それはもちろん当然なんです。当然なんですけれども、それが分かりにくくさせている。果たして保健所と連携してというお答え、これはもちろん法に基づく措置として当然なお答えではあるんですけれども、治療体制や検査体制について市民の不安が払拭できたんでしょうか。 幸いなことに、新宮市を含む当地域では、この感染症の患者は発生していませんが、先ほど申し述べたように、7月後半の連休やお盆休み、そしてこの秋冬に予想される流行の第2波に備え、万が一市民の方で感染が疑われるような状況の際に、迅速に相談や受診できる体制の整備は求められていますし、現行もそうなっているものとは思われますが、そういったことが本当にきちんと整備されているということの、これも情報発信なんですけれども、そういったところが市民の不安を解消することにつながるのではないかと考えられますが、いかがでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  本市におきましては、新宮保健所と医療センター、当然連携、また怒られるか分かりませんけれども、専用の診察室、またドライブスルー方式でのPCR検査体制も確立されております。また、検体採取件数等が増加した場合、医師会からの医師の応援も決定しております。 これによりまして、私どもも大変心配しております秋から冬の第2波が来るのではないかということにも対応していく予定としております。 ◆4番(上田勝之君)  今、保健センター長がお答えいただいたように、それはもうそのとおりのお答えだと思うんです。 ただ、今回保健センター長が答弁に立たれる機会が多いんですけれども、私、これまで新型コロナウイルス感染症の治療体制や、あるいは検査体制についての議員からの質問に対して、もちろん法律に基づく感染症の指定医療機関である医療センターなんですけれども、医療センターって一医療機関のはずなんです。医療センターの事務長がお答えいただく、そういった機会が非常に多かったように思うんです。 私はそのことについて本当に違和感がありまして、医療センターが全てこのコロナ感染症の対策を、治療体制や検査体制について、あるいは感染が疑われる場合等について、市の窓口として担っているんか、そういうことについて違和感があったんです。 一昨日、昨日の答弁を聞かせていただいて、新宮保健所を中心としてコロナウイルス感染症の医療体制の検討会が持たれ、医療センターや医師会、あるいは東牟婁郡内の公立病院等が参加されているとのことでした。こちらのほうには、保健センターをはじめとした医療センター以外の市の部署は参加されていないのでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  この会につきましては、新宮保健所の呼びかけによって招集されまして、参加者は医療圏内の公立病院、医師会といった医療の代表者でした。 市の関係では当院のみの参加でした。 ◆4番(上田勝之君)  当然法に基づく保健所の主催ということで、治療体制あるいは検査体制等の検討会であろうと推測されるので、当然医療機関が中心となって招集されるんであろうけれども、やはり市として何らか保健所と連携する中で、そういった会議に参加されて、これは向こうが招集してくるんだからこちらは受け身の姿勢なのかもしれないですけれども。 そういった中で、市として参画をされる場面が必要なんではないかと。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  議員御指摘の点については、私どももそのように考えております。 以前も新宮保健所のほうに、私ども新宮市でしたら医療センターがありますので情報は入ってまいりますが、公立病院のない町村には情報がどうやって入るのかという不安がありました。その点も含めて保健所のほうには、いわゆる新宮保健所管内でするんであれば、各自治体の、新宮であれば保健センターが入るような仕組みづくりが必要なんではないかという話はさせてもらっています。 ◆4番(上田勝之君)  医療機関、医療センターやあるいは東牟婁郡内の公立病院、あるいは医師会といった医療機関が、保健所が主催した検討会、そういった検討会ではどういった内容が議論されているのでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  この会議は、各公立病院で発熱外来の実施や入院患者の受入れ等、新型コロナウイルス感染症に係る医療体制についての役割分担について協議されました。 ◆4番(上田勝之君)  そうしましたら、この新宮東牟婁管内でもやはり発熱外来を設置するかどうか等は様々に議論をなされた上で、感染が疑われるようなケースが少なかったんでしょうか。そういったあたりは、例えば新宮保健所等では、新型コロナウイルス感染症での相談件数、相談はどれぐらいあったかつかまれていますか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  新型コロナウイルス感染症での相談件数は、県全体で2月14日から6月16日までで7,655件となっております。 なお、保健所管内、これは新宮市だけに限りませんが、相談件数は公表されておりませんでした。ですので、新宮保健所のほうに確認をしているところでございますが、現在は公表していないとの回答がございました。 ただ、市としましても、市の保健センターで行っています相談の状況を伝えて、市の、これは新宮市だけでなく隣町でも全部そうなんですけれども、状況を知りたいというのは当然のことだと思いますので、公表について本庁と再度協議をお願いしているところでございます。 ◆4番(上田勝之君)  そうですね、相談件数なりはやはり公表していただく、しかも保健センター長が、相談件数はちょっと今忘れましたけれども、持ち合せておりませんが、相談件数とあるいはその相談内容、そういったような、どこどこで患者が発生したんじゃないかというようなお話から始まり、いろいろな感染が疑われるようなケース等々、どういった、感染が疑われるような方がどれぐらいいらっしゃったか、あるいはその方たちがスムーズにそこへたどり着けているのかどうかといった点が非常に不安になるわけです。 やっぱり感染が疑われるような場合には、新宮保健所へつないだ上で感染症法や新型インフルエンザの特措法によって、県の指示に基づきPCR検査や入院治療、また同居家族をはじめとした濃厚接触者の自宅待機などの対応がなされるように、そのことがスムーズに行えるように、市が経済面、事業者向けには経済対策室というものを設けられました。 こういったような、感染が疑われるような、ひょっとしてというような際に、そういったことが相談しやすい、これは一義的には現在では保健センターだと思われるのですが、そういったことを、これも情報発信だと思うんです。そういったことをしっかりと相談できる相談窓口を市で設置してはいかがかと。それが、やはりその後の保健所へのつなぎや、あるいは検査が必要かどうか、そういったようなことにつながっていくんではないかと思われるんですが、こういったような相談窓口、情報発信していくことについていかがお考えでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  市独自の相談窓口につきましては、2月の中旬から土日も含めて相談窓口ということで広報、またホームページなどで周知しております。 ただ、内容につきましては、一般的な感染症予防に関することということで、絞ってさせていただいております。これにつきましては、保健所と協議する中で、熱、また感染したのではないかという方については保健所へ全部回してもらって対応するということで、市では対応しないでくださいということもありましたので、そのように対応しております。 それと、新型コロナウイルス感染症に係る相談、受診につきましては、厚生労働省の専門家会議の議論を踏まえまして作成されております新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安において、これもホームページとかも周知しているんですけれども、その中で、感染の疑いとなる症状があった場合の相談先として、保健所に設置されている帰国者・接触者相談センターが載せられております。これは、症状等の聞き取りにより感染の疑いがあり、PCR検査が必要と判断された場合、帰国者・接触者外来への受診へとつなぐ必要があるからと聞いております。 なお、新宮保健所では、帰国者・接触者相談センターの運営に当たりまして、この地域では感染者は出ておりませんが、電話回線を増やしたり、電話対応を行う担当者にこれまでの相談内容に基づいたQ&Aを作成したり、研修を重ねてスキルアップを図って、体制強化を図っていると聞いております。 以上でございます。 ◆4番(上田勝之君)  保健所のほうもいろいろ御苦労をされて、いろいろ試行錯誤を重ねながらそういったようなことをしていただいているんだとは当然思います。 ただ、一般市民の方からすれば、保健所は若干敷居が高いんじゃないかと。それは何でかというと、結構市役所は一般の市民の方も訪れるんです。ところが、振興局のほうにあり、一般市民の方、特別に用事がない限りはなかなか。広報もされているし、慣れている方なら全然よく分かるんですけれども、その辺がやっぱり敷居が高いんじゃないかなと。 あるいは、少し発熱が続いて開業医へ行ったけれども、その辺ではコロナウイルスの感染の疑いとか言うと、なかなかその辺から話が進んでいかない。それは本当にその必要性がなかったのかも分かりませんから一概には言えないんですけれども、そういった状況の中で、大変だろうとは思うんですけれども、やっぱり相談しやすい相談窓口を市としても設置するべきだろうと思うし、新宮保健所ともそういったことは協議していただきたいと思うわけです。 次の質問も、以前の委員会や議会の中でも出ておったかと思うんです。レアケースへの対応なんかも備えておく必要があるんです。独り親や祖父母などがいないケースで保護者が感染した、あるいは感染が疑われたような場合の子供たちの保護対策です。 子供の年齢や家庭環境などによってケース・バイ・ケースの対応が予想されます。こちらもどうしても児童相談所と連携してといったようなお答えになりがちなんですが、市としてどういう対策を行うのか、もちろん児童相談所と連携するのはよく理解するところです。しかしながら、市としてはこういった対策を持って児童相談所と連携をして話をしておりますといったような、そういった部分が必要なんではないかと。例えば保健師や保育士がホテルなど宿泊施設や子育て支援センターで預かると、もしそういうケースが出た場合にはそういったような市の子育ての専門家が預かると、そういったようなことを、第2波が襲来するやもしれない、襲来する前に準備をしておく。もちろんそういったことが活用されないことが一番望ましいんでありますけれども、そういった対策を構築しておく必要があるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  議員御指摘いただいた件につきまして、先日、新宮保健所と児童相談所と協議したところでございます。 保護者が感染し子供も症状がある場合は、保護者と自宅療養あるいは入院となりますが、子供には症状がない場合、児童相談所が一時保護を実施することになります。 一時保護となる場所までの移送とか施設までの養育については、児童相談所の職員が対応することになります。 しかし、保護する子供が多くなった場合は、場所や職員等の問題が起きてきますが、市はあくまでも県の指示の下、対応していくということになります。 県より職員等の応援要請があったときには、市としては保健師、保育士等の職員が対応することになるとは思いますが、その職員は濃厚接触となるなど、養育する場所の問題等について県も課題認識しております。 今後連携といったらあれなんですけれども、やっぱり連携を取りながら、そこの対策を考えていきたいと思っております。 ◆4番(上田勝之君)  ぜひとも秋冬までにはそういったようなことも、児童相談所や保健所と協議を行いながら構築をしておいていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(久保智敬君)  昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時57分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 4番、上田議員。 ◆4番(上田勝之君) (質問席) 午前中に感染症、特に第2波が襲来した場合に備えて、市民の相談あるいは感染が疑われる際の相談窓口についてお尋ねをいたしました。 緊急事態宣言が解除され、今後、市主催のイベントの限定的な再開や各種事業の再開、体育施設や文化施設をはじめとした公共施設も再開されていきます。再び第2波のおそれがある場合は速やかに休止やあるいは閉鎖等の措置は講じられるのか、またこの再開するイベントやあるいは会議、各種事業、体育施設や文化施設など公共施設の感染予防対策やあるいは備品や施設用具などの除菌や消毒などの対策は万全にされていますでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  まず、2月25日に開催の新型コロナウイルス感染症対策本部会議におきまして、市主催のイベント、会議等の開催についての判断基準を設けました。その後も随時基準を見直しながら対応しているところでございます。 今後、第2波のおそれがある場合も、感染状況や国・県の動向を注視しながら、対策本部会議で速やかに対応を決定することとなっております。また、イベントや各種事業、体育施設や文化施設などの公共施設の感染予防対策につきましては、国や県及び各種団体が示しておりますイベントや施設等のガイドライン及び5月29日開催の対策本部会議において決定しました新型コロナウイルス感染症対策に係る市主催のイベント、会議等についての考え方に基づきまして、マスクの着用、入退室時の手指消毒、ドアノブや手すりなどの設備、備品の消毒や施設の換気等を徹底し、感染防止に努めているところでございます。 ◆4番(上田勝之君)  ぜひ、その辺の徹底した対策を望みたいと思うんですけれども、その中で、文化施設、図書館において、日本図書館協会が図書館における新型コロナウイルス感染拡大の予防ガイドラインを示されております。それに沿ったような形で市立図書館も感染症リスクに対する予防は図っていくものと思われますが、一つ、図書館の蔵書の除菌・消毒に関してどのような対策を講じていかれるお考えか、お聞かせいただけますか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  図書館の書籍につきましても、来館者の方が手に取るものでございまして、感染防止のため、接触感染のリスクを避ける必要があると考えております。現在、図書消毒機のほうが有効であると考えておりまして、発注させていただいておるところでございます。 ◆4番(上田勝之君)  もう発注されて準備をしていただいているというとこですね。ぜひその辺はよろしくお願いします。全国各地の図書館の多数導入の事例があるようですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、コロナ禍での自然災害時への備えを問う、これも各議員が多数質問をされておられまして、避難所の検討等についてるる防災対策課の答えを聞かせていただいております。 その中で、私、思いますのは、これもやはり市民の方々に情報発信、本当に重要なんではないかと、必要なんではないかと思います。 このコロナ禍での避難、感染リスクの軽減とともに、季節的にはやっぱり熱中症対策も気を配らねばなりません。そして、このコロナ禍です。まさに複合災害。避難される方には、市でも十分準備をするとはいえ、やはり数には限りがございます。やっぱり用意、持参してもらうもの、マスクや消毒剤、体温計や除菌シートや冷却シート、うちわや扇子など。親戚やあるいは知人宅への避難、ホテルへの補助も創設されるようですが、そういったような分散避難。いろんな避難の方法があるということと併せて自分で御使用されるものは御自身で御用意をいただく、そういったような形をしっかりと情報発信していく、そういったことが求められると思うんですが、この情報発信、広報啓発についてどのようにお考えになられますか。 ◎防災対策課長佐藤尚久君)  今月の広報におきまして、避難をされる際には、マスクや体温計、また2食分程度の食料やふだんより多めの飲料水、それに常備薬などを御持参いただきたい旨、お願いさせていただいたところでございます。さらに避難をする前に検温をするなど、健康状態の確認につきましてもお願いをしております。 こういったことにつきましては、感染症対策としまして新たなお願いをさせていただいたわけでございますので、今後、ホームページやSNSまた回覧板などによりまして、しっかりと周知を図ってまいりたいと思っております。 ◆4番(上田勝之君)  ぜひ、その情報発信、研究して、広く市民に知っていただく、そういう努力をよろしくお願いいたします。 そういった中で、茨城県常総市、こちらのほうも平成27年9月には関東・東北の豪雨災害で甚大な被害を受けたまちでありますが、特定非営利活動法人の全国災害ボランティア支援団体ネットワークというところが作成した新型コロナウイルス避難生活お役立ちサポートブックという資料がございます。ネットでダウンロードもできますし、そういったような資料の中に、新型コロナウイルスをはじめとする感染症の予防に知っていれば誰でもできるちょっとした配慮というのが、かなり簡潔に示されております。そういった分かりやすい資料そういったようなものを、ぜひこの情報発信や広報啓発に御使用いただいて、市民の皆さんに、本当にこの感染症の予防というのは、皆さんのちょっとした配慮で大きくリスクが軽減されていくものと思われますので、ぜひそういったことも考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いをしておきます。 少し時間の関係上、急ぎ足で次の項目へ行ってしまうので、防災対策についてはまた今後も聞かせていただきたいと思います。 それでは、コロナウイルスの第2波、小・中学校等の教育の場の対策と教育・文化行政の在り方を問うという項目に移らせていただきます。 2月27日、安倍総理が全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、3月2日から春休みまで臨時休業を行うように要請したことに始まり、春休みを挟んで6月8日に通常授業が再開されるまでの間、おおよそ3か月余りにわたり学校が休校になりました。勉学のみならずスポーツや日々の生活の場の学びの機会が新型コロナウイルス感染症の感染リスクを軽減するやむを得ない措置とはいえ、失われてしまったわけでございます。 この3か月余りの期間、子供たちに与えた影響について、教育委員会としてどのように考えられていますでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  長期にわたる臨時休業や外出の自粛から来る生活リズムの乱れ、それから運動不足などの影響が考えられます。 まずは通常の教育活動を続けていくことによりまして、それらを整えていく必要があると考えております。 また、4月、5月は今年1年間の方向性というものを教師、児童生徒で共有しまして、学びに向かう姿勢を整えていく時期でございます。それが全くではございません少しやっておりますけれども抜けたような状態で年度が始まっております。そのため、学びに対するモチベーションがあまり高まっていない児童生徒が少なからずいることも考えられます。 教科の学びを大切にすることはもちろんですが、それと同時に学びに向かう気持ち、これを高めていくことも教育活動の中で大切にしていく必要があるかと考えているところです。 ◆4番(上田勝之君)  学年の最後の1か月間と新学年に進級しての2か月余りの期間、夏休みを半分に短縮することにより、2学期を約半月早く始めることになり、そのことによって学習の遅れ等は取り戻せるものなんでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  4月に1週間の授業日がございました。あとは5月の分散登校日により少しずつ遅れを取り戻してきております。 また、夏休みのほうを半月程度短縮するということに加えまして、昨年までは夏季休業としていた7月の終盤、こちらのほうも1学期として扱いますので、必要な授業時間数をそれによって確保しまして、児童生徒の学びを保証していくというふうに捉えております。 ◆4番(上田勝之君)  今、お答えいただいたように、この7月最後の1週間を、これは教育長が打ち出されたと思うんですけれども、最後の1週間を1学期間の復習の場、そして学びの格差是正というか、もう一度学び直す、そういった期間に充てるんだというような教育長のお考えだったように思います。 新宮市の学習環境の変更、2学期の9月始まりと本当に1学期の最後の1週間の延長により、子供たち一人一人の学習の遅速を埋める意図が本当に教育長のお考えからよく理解できたところですが、今年のタイトな学習日程により、さらに個人差が生じてしまう懸念があるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  私も非常に残念でして、今年からスタートできると思っておりましたが、今、御指摘のように、そういった補充的な学習と、そして今年臨時休業になって生じた学習の遅れを同時に取り戻すというのは少し難しい問題がございますから、少なくとも今年に限ってはコロナの影響による学習の遅れを取り戻すというところに重点を置いて進めていきたいなと考えてございます。 ◆4番(上田勝之君)  当然そうなって致し方ない、当初の狙いとは、それはコロナの流行がなければ、来年以降に取り組んでいただく。ただ、子供たちの成長にとっては1年1年です。そういった中では、やっぱりコロナ感染症第2波対策としては、再び学校が休校せざるを得ない場合も生じるかもしれません。やはりオンライン、リモートで授業ができる環境整備が必要と考えます。こちらのほうは、これも濱田議員でしたか、昨日も御質問されていたように思いますが、本当にそういったような環境整備が必要と考えます。 そのためには、いわゆるGIGAスクール構想といったような中で、パソコンやタブレットの端末機器や家庭での通信環境の整備は必須であります。 昨日のお答えの中では、現在、各学校で家庭の通信環境は調査中とのこと。調査はいつまでに終え、整備はいつまでに行う予定なのかお尋ねしたいと思います。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  調査につきましては、各学校に報告の期日を来週末とさせていただいております。 また、整備につきましては、早い段階で整備したいと思っておりますが、遅くとも今年度中には整備したいというふうに予定しております。 ◆4番(上田勝之君)  このオンライン授業といいますか、そういった授業、これはいろいろ仕事でもそうなんですけれども、様々に試行され、あるいはもう本格的な授業となっているところもございます。先生方も大変御苦労の多いとこかとは思います。 そして、当然、新しい生活様式といいますか、新しい学びの形というものは、やはりメリットやデメリット、両面あるんだと思います。特に不登校の子供たちなんかに関しては、やはりオンライン授業で非常に先生との会話が進んだとか、なかなか集団生活で入っていけないような部分に関しても、その一歩を開く、非常にメリットのあるような効用もいろいろメディアでは散見されます。 本当に今の子供たち、多様な学びの場といいますか、これは私自身、全日制の高校から通信制の高校に変わって、大変恥ずかしい話で恐縮ですけれども、通信制の高校を大変長く在籍させていただいた関係で、最初のうちはやはり若い頃になかなか経済的な事情もあって勉強ができなかった方が、シニア層になって再び勉強がしたい、そういったような形で、非常に先輩方が多かったんですけれども、最後のほうになると、全日制の学校へ行く子供たち、15歳、16歳といったような、普通の高校生のような子供たちが通信制の学校で、新宮高校でスクーリングを一緒に受けるという、親子ぐらいでスクーリングを一緒に受けるというようなことを学ばせていただいた中で、いわゆる全日制だけが学校ではなくて、定時制もあり、あるいはこういったような通信制、本当に全国に通信制の高校もたくさんできていますし、いろんな子供たちがそこで学んでおられます。 そういった中では、やっぱりどちらにもいい部分もあれば少しどうなのかなというような部分も当然あるんだとは思います。ただ、やはりこのコロナ禍、コロナの感染リスクを軽減するために休まざるを得ない、休校せざるを得ないような場合に備えては、やっぱりそういう環境を整備しておく、そういうことが本当に必要になってきた、なっている。 ただ、これも家庭の経済環境に本当に左右されます。当然そういうようなパソコンやあるいはタブレットといったような機器は学校から貸出しを受けても、Wⅰ-Fi環境なども整備していただいても、やっぱり月々の通信費とかもかかってきます。昨日の御答弁の中では、そういった通信費等に対しても、国からの支援を通じて経済的な支援を行っていけるとのお答えだったように思いますが、いま一度、その点について御説明をいただければと思います。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  1人1台の端末を導入した場合は、非常時にその端末、モバイルルーターを貸し出すことになるかとは思います。その際、通信料につきましては、今回行っているWⅰ-Fi環境の調査を基にして、どの辺まで支援できるかということを今後詰めて協議していきたいというふうに考えております。 ◆4番(上田勝之君)  本当に新宮市の子供たちが学ぶ場として、そういうオンラインの環境も整えるということであれば、やはりそこに格差が生じないように、市としてしっかりと支援をしていく、やはり保護者の方々の経済的環境の中では、やっぱり通信費が過大になると、月々の生活費が大変になるということも考えられます。 そういったところへしっかりと手を差し伸べていってしっかりと支援をしていく、そういったことこそやっぱり本来市が行う支援策だと私は思います。ぜひともそういったことも併せて御検討いただければと思います。 このコロナウイルスの第2波対策として、当然オンライン、リモートの授業というのは今後活用されていくんだろうとは思います。ただ、新しい生活様式に合わせてといいますか、私、昨年12月議会において、一般質問で新宮地区の中学校の統合をはじめとした新たな教育環境の整備を検討し始める時期に来ているんじゃないかと提言をさせていただき、教育長からは、教育内容を充実させていくため、あるいは少し老朽化してきている学校施設等のことも鑑みながら、学校統合について考えていく時期ではないかといった答弁をいただいたと思います。 ただ、そこにこのコロナ禍です。新宮市は本当に悲しい現実なんですけれども、少子化が進んでおります。学校施設にも余裕が生じていると思います。ただ、例えば学童保育を小学校校舎内でというと、教育委員会としては、なかなか空き教室はなく様々に使用されているんだというようなお答えが返ってまいります。ただ、本当にこのコロナ禍なんです。 私、議員にならしていただいて20年ほどになるんですが、以前はやっぱり30人学級というのが実現してほしいという、まだ今より子供が多かったんです。30人学級を実現させてほしい、そういったような声が保護者や学校教育関係者の方々の中から大変たくさん出てまいりましたし、そのために学級内にいろいろ考えられて、何とか30人学級のほうを実現していくような形が取られたと思います。ただ、本当に悲しいことなんですけれども、少子化は進行しています。自然と30人学級になってしまっていますし、30人弱ということも散見されるようになってまいります。 そのような現状の中、このコロナ禍、3密を防ぎ、間隔を空けて、学校の休校を避けるために、超少人数学級の編制を行ってはどうかと。これ、ある市民の方から御提言というか、アイデアをいただきました。市長なんかもそうだと思うんですけれどももう少し40数名、もっと先輩方になるともっと多い人数の学級だったように思いますし、クラス数も非常に多かったわけです。それが今や大体1学年3クラスというような編制状況になっていると思うんです。そういったような状況の中では、再び教室として利用して、その30人学級を半分ずつに分ける。 これは田岡市長になられてからでしたが、田岡市長の公約だと思うんですが、たしか学級の中にもう一人先生、支援職員の先生を配置して、市単独で先生を配置して、少し学びや学習についてしっかり一緒に取り組むように、先生をもう一人増員されたと思うんです。そういったような形で、支援職員の先生が担任を持てるかどうかといったような本当にクリアしなきゃいけない課題はたくさんあるかとは思うんですけれども、そういったような15人編制、15人編制でやれば、今の教室のキャパからすれば、学校を休校にしなくても3密を防いでいく、そういったような新しい学校生活の様式、そういったものを新宮市から打ち出していく、そういったようなことを御検討いただくわけにはいかないかな。かなりハードルは高いかもしれませんが、せっかくの施設があるんですから、そういったことを検討できないものでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  市で現在雇用している学校支援職員を担任であったりとかメインの教諭として扱うということになると、かなりやはりハードルが高うございます。県雇用の教諭のようにメインとして指導することはちょっと難しいかなという状況になっています。 ただ、国のほうで、今回のコロナウイルス感染症対応における学びの保障のために、学級を少人数編制にするための加配教員の配置というものを行うという方針が打ち出されております。県の教育委員会からもそれに伴いまして希望の調査のほうがありました。市教委としても要望を上げているところでございますので、もしそれがかなって配置された際には、それらを活用しまして少人数編制、これは中学校3年生と小学校6年生のみですが、少人数編制による学びの保障というのを行えるのかというふうに考えております。 ◆4番(上田勝之君)  今、御答弁いただいたように、国も新しい生活様式に伴って少人数学級の編制等にその加配の先生方、これはたしか先生方の不足に対して、先生方のOBの方とかの御協力をいただくとか、いろんな形というのが言われておったと思うんです。 そういった意味では、ぜひこの新宮市で超少人数学級というのを実現していただいて、新しい生活様式、学校版新宮モデルとして、ぜひ御検討いただけたらなとは思うんです。我々素人が考える中で、教育長、教職の現場が長い中では、保護者の皆さんいろんな御意見も多いかとは思うんで、大変御苦労が多いことかとは思うんですけれども、新しい生活様式学校版モデルをぜひ御検討いただけないものか、いかがでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  今、富田企画員からありましたように、教壇に立てる教師というのは、県費の職員になっておりますので、なかなかそう一律にはいかないところでありますけれども、今、アイデアとして議員からいただきましたので、検討する材料として、今後、研究させていただきたいなと思ってございます。 ◆4番(上田勝之君)  ぜひ、よろしく研究から検討へ課題を考えていただければと思います。 本当に新しい生活様式、このコロナウイルスをはじめとして、このコロナウイルスもどんどん進化、進化という言い方は変かもしれないけれども、どんどん変わっていくかもしれないし、あるいは共生していかなくてはならないというようなメディアの報道等もございます。 そういった中では、どういった生活様式、学びの保障をしていくのか、あるいは、オンラインもそうなんですけれども、通信制なんかもそうなんです、そういったような多様な学びの場の提供ということで、ぜひその辺は御検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 最後に、教育委員会、松畑議員が文化複合施設の件について、るる工期の問題等についてただされておりましたけれども、この教育委員会って、本来、やっぱり子供たちのことをまず考えていただく。それはもう生涯学習でもありますので、一生涯の学びの場ということも当然なんですけれども、新宮市の子供たちの成長をどう行っていくか、そういったことを中心に考えていただく部署ではないかと思うんです。 当然ながら、文化複合施設は市民の生涯学習の場、当然、ほかの側面もございますが、生涯学習の場として、やっぱり市民全体の財産としてどう使っていくか。あるいは、ただそこには財政的な側面もあって、ランニングコストはどうしていくんだと、あるいはこの施設をどう使っていくんだ、どう市民の方に使っていただくんだというようなことをしっかり考えていただくのは、これ教育委員会の私は仕事だと思うんです。 ただ、建設工事に関して言えば、やはりこれは市全体で取り組まれるべきではないのかなと。非常に教育委員会の負担が大きい。特にこの建設が確定するまで、建設の議決を得るまで、私も少し慎重な立場というか反対の立場でこれまで述べさせていただいた中で、やっぱりこれはただその中で賛否両論ありながらも、賛成の方が多数ということで、今、着工されて工事に至っているわけです。その中で、やはり当初見込んでいた工期よりもそれが延びてしまいそうだ、オープンが遅れてしまいそうだということになれば、これは本当に市の全体の問題として取り組むべきじゃないのかなと。教育委員会、たしかに私、これ3月議会でも取り上げさせていただいて、運営やあるいはどのように市民の方に使っていただくんかといったようなことの検討が進んでいるのか、そこの点についても非常に疑問を持って、遅れているんじゃないかとか、もう少しスタッフを増員するべきじゃないのかとかいうようなことを提言もさせていただいたし、4月からは人事異動によって少し増強をされたと思うんです。 ただ、いかんせん、やっぱり建設工事に関して、市長やっぱり市長部局といいますか、そういったところがイニシアチブを取って、この工期延長の問題であるとか、それに伴う今後の協議、設計監理を請け負っている業者、あるいは建設工事を受注している業者、そういったとこと協議を進める際には、市長部局としてしっかりとこれは携わるべきなんじゃないかなと。これは本当に大きな事業で、この庁舎もそうなんですけれども、文化複合施設、賛否両論ある中で、これは本当に市長が進められた事業だと思うんです。そういったような中では、やはり今、教育委員会にその建設工事の工期の問題あるいはそれに伴った様々な協議の問題が、非常に過大に負担がかかっているんじゃないかと、私は松畑議員の質問を伺っていても、やっぱりどうも教育委員会サイドばかりが答弁されている、これはやっぱり市全体の工事じゃないのかと。そういったところについて、市長なり副市長、お考えをお聞かせいただきたいのですが。 ◎副市長(向井雅男君)  契約に当たって、また工事の施工もしくは執行に当たっては、市長の権限で関わっていくということについては、議員御指摘のとおりだと思います。 定期的には建築技師のほうから私も報告は受けておりますし、また不定期に会ってはいろんな協議はしているところですが、議員の心配事がないように、こちらも協議も続けていきたいというふうに思いますが、これからも教育委員会と一緒にやっていきたいというふうに思います。 ◆4番(上田勝之君)  もちろん、本当に市全体の事業なんですよ、これ。特に建設工事は。その後、運営に携わるのは、教育委員会の生涯学習課なり文化振興課の部分なのかもしれないですけれども、建設工事に関して言えばやっぱり全体が携わるべきであり、やっぱり市長部局、今、お答えいただいた副市長なんかがイニシアチブを取って、しっかりとこの工期の延長の課題あるいはそれに伴う協議について、しっかりとイニシアチブを取って、ぜひ追加負担のないような形、そういったような形に、今後協議を重ねていっていただきたいと思うんです。そうしないと、このコロナウイルスでもお金がかかり、いろんなことで財政的な負担も増えてくるわけです。今後、追加負担のないように、ぜひその辺は協議をお願いしたいと思うんですがいかがですか。 ◎副市長(向井雅男君)  この間、松畑議員の一般質問のときだったと思いますが、今も契約どおり履行していただくということで、気持ちは変わりませんし、ただ工事の受注業者が設計監理をとおして、工期の遅れということを言ってございますので、その辺しっかりと設計監理者を交えながら協議をさせていただいて、その辺しっかりと予算も工期も含めてしっかり市民に迷惑がかからないように頑張っていきたいというふうに思います。 ◆4番(上田勝之君)  ぜひ市長部局がイニシアチブを取りながら、今後、追加の負担がでることのないよう、そして一日でも早い完成をして、しっかりと運営していただくよう要望をして、私の一般質問を終えさせていただきます。 ○議長(久保智敬君)  以上で、一般質問を終了いたします。 10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後1時34分--------------------------------------- △再開 午後1時43分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程2 議案第53号 令和2年度新宮市一般会計補正予算(第4号) ○副議長(東原伸也君)  日程2、議案第53号、令和2年度新宮市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第53号、令和2年度新宮市一般会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。 本補正予算は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている地域経済の活性化施策に関するものであります。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に1,000万円を追加し、補正後の予算額を225億4,720万5,000円にするというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入ります、10ページをお願いします。 3歳出、7款商工費1項1目商工総務費の新宮市民還元クーポン事業補助金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により停滞している市内経済活動を活性化するため、商工会議所青年部が実施する全世帯を対象に、市内で使える1,000円分のクーポン券を配布し消費喚起を促す取組に対して補助するものであります。 以上が歳出であります。 次に歳入でありますが、前に戻っていただきまして8ページをお願いします。 2歳入、19款繰越金につきましては、本補正予算に必要な一般財源として、令和元年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。 御審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。 2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君)  これを議員説明会で御説明いただいたときのやり取りを聞かせていただいておりました。商工会議所青年部というのは私も、あのときにも申しましたけれども、長く深く携わらせていただいて、当時会長を務めさせていただいた折にも、新宮市当局にいろいろお世話になりながら進めてきたのも頭の中にあります。 で、その青年部というのは、商売を通じて、このまちを活性化しよう、このまちを盛り上げようという団体であります。で、その青年部が考えられて、このコロナ禍において少しでも経済を活性化させたいという思いの下、市長に、私は陳情と言いますか、お願いと言いますかという形で持ってこられたものだと、私は青年部を卒業して大分月日がたち、今回のことを直接青年部の皆さんから聞いたわけではありません。聞いたわけではありませんけれども、新聞で見せていただいて、正直な話、2日後ぐらいだったと思いますけれども、いきなり議員説明会でそのままの状態で、最初は1枚のこの説明書、大変つらい言い方になるんですけれども、青年部ともっとこう密にやり取りをして、今日、上田議員も一般質問でおっしゃっておられましたけれども、青年部のことなので私は何とかと本当に思います、本当に思いますが、この今の補正予算の上げ方というのが、十分に吟味されたか、討論いただいたか、やり取りをいただいたかというところに大変疑問がありまして、そのあたりもう一度聞かせていただきたいと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  私と青年部のやり取りは、要望に来ていただいたときだけであります。ただ、そのときに、青年部の皆さんの熱い思い、市の経済の活性化に対する非常に積極的な思いを感じました。というのは、十数ページのしっかりとした計画書を作ってきてくださっておりましたし、その計画書を作るまでにアンケート調査を実施するなど、数十分程度の時間でありましたが、しっかりと私は聞き取ることができたというふうに思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  彼らは、市長のところへ持ってくるまでには結構な大変な時間をかけていろいろ議論して、市長のところへ持ってくるには、彼らの中では十分もんでくれて持ってきてくださったと思っております。で、市長がそれに熱意を感じた、それもよく分かります。熱意を感じたら何でも、ごめんなさい、言い方悪いかもわかりませんけれども、じゃ、ほかの団体が、「私どもが2,000万円出すから1,000万円市のほうからお願いできんか」と熱意を持って経済のためにということで持ってこられたら、それも受けなければならないということになりましょうし、そういう意味では、こういうテーマを持ってこういうことを調べたいからというふうな何らかの市長の中で納得するところがあって、私がとにかく申し上げたいのは、市長が感じられた熱意を職員にそれをそのまま落として、いわゆる担当課とやり取りがあって、十分なやり取りがあって、補正案として出てきたのかというのにすごく疑問を感じております。 あのときの議員説明会のときのことを思い出してもですけれども、そうではなかったような気がしてなりません。だから慎重審議、ましてや私、ちょうどその日のときに官民一体となって青年部のも来ていますしというふうなことも申しました。それは、新宮市単独で出せるお金というのは限界があるであろうから、いろんなところと知恵を出し合って、手を携え合って官民一体と申しました。ならば、もっともっと深く考えた上で御提案いただいてというふうに思うんです。 ◎市長(田岡実千年君)  この間、説明会のときにも申し上げたと思いますが、そのとき中身見せていただいて、実施時期が8月ということでありました。私も、今の新宮市の状況を見ると、感染症の対策はしながらでありますが、ちょうど適切な時期じゃないかなというふうに思いました。それを実現するには9月定例会では間に合わないということで、本日18日に追加議案の提案をする必要があるということで、めったにないことなんですが、担当課に強い指示を今回出させていただいたわけでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  スピード感というのは大事だと思いますし、今日も午前中もありましたけれども、新宮市独自の経営持続化支援金、1業種30%落ちたところに5万円というお話、それが664件でしたかという話の中、今はそれをもっともっと広めて、それを新宮市独自の1の矢とするならば、それをもっともっと市内の皆さんにお勧めして、そして次の施策として2の矢というときまで、十分な当局とのやり取り、青年部とのやり取りをしていただいて2の矢を放っていただければよかったというふうに思ってやみません。 以上です。 ○副議長(東原伸也君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君)  今、2番議員とちょっと重なるところもありまして、同じような思いも私もあるんですけれども、あと、この青年部から出していただいた活性化イベント、これについて、これを提出されたときに、市長はじめ担当課のほうは、これについてと、あとなおさら議論というんですか、これについて協議はされたんでしょうか。これを見せていただいたときに、これについて担当課で話合いはされなかったんでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  この資料を頂きまして中身を商工観光課でも確認をさせていただきまして、分からない部分もありましたので、そのあたりは商工会議所青年部の担当職員とも幾つか協議を進めているところがございます。 ◆7番(濱田雅美君)  先ほども言っていただいていたんですけれども、確かに青年部の方は一生懸命考えて、新宮市のために何とかならないかという思いで、本当にこれを提案してきてくれたことは大変ありがたいことなんですけれども、そのときに担当課ともう少し話合いをして、この支援をなおさらもっとよい支援に変えていこうというか、こういう1,000円のクーポンでしたか、それを経済の活性化を考えるのであれば、新宮市が手を加えてでももう少し経済の活性化になるような取組をできないかという話合い、そういうのはされていないんでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  この提案書を頂いたのが週末でございました。その後、議会等もございましたので、青年部の会員とは直接話をさせていただく機会はつくれておりません。今の時点では会議所の担当の職員とはいろいろ話をさせていただいておりまして。ただその中で、この事業についての話はいろいろと聞いておりますが、これをさらに進化させるとかいうところの話までは至っていないところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  では、商工会議所青年部から出された案をそのまま議会に議案として出してきたという形になりますよね。
    企画政策部長(新谷嘉敏君)  今、担当課長申し上げましたように、この提案の中で、市が一緒にこの提案書を作ったという過程はございません。 ただ、今回、いただいている予算の中で、ウェブサイトの構築費用であったり、この提案そのものがバイローカルというような考えに基づいておりますので、実は先般、この説明会をさせていただいたときに、いろいろ意見いただいた旨を、私、専務理事のほうにそのままお伝えさせていただいております。厳しい意見もいただいたということも伝えさせていただいております。そうした中で、この事業の中で、今後広がりを持たせる部分が幾らかあるんじゃないかなということもありますので、今後、そのことについては、この事業にとどまらず担当課と青年部のほうとで協議をしていくというようなことも約束をさせていただいております。 ◆7番(濱田雅美君)  ということは、この事業にかかわらずということは、この事業はするけれども、そしたらまたほかにそういった事業も新たにするということですか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  それは予算を伴うだけではなくて、予算のない中でも、今後いろいろ商店街の活性化とか観光に伴うものに、いろいろその活路を見いだせないかということで、今回提案いただいている中から発展性のあるもの、市として実効性のある事業として、いろいろ知恵を出し合いながら協議していきたいというようなことを話合いさせていただいたというところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  あとですね、そしたら、一番思うのが、事業主体というのが商工会議所の青年部であって、あとこの補助金の在り方が市が1,000万円で商工会議所のほうが300万円となっている、この補助金の在り方については、最初に受けたときに疑問はなかったんでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  なかったといえばうそになりますけれども、こちらのほうが多いんだなという感じは受けましたが、事業によっては50%以上多くの補助金を出している事業もいろいろございます。商工会議所の予算を鑑みると、この事業に使えるのは300数十万円だということでありましたので、それはもう仕方ないなということでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  商工会議所にはもともと新宮市からの補助金が行っていると思うんですけれども、その使い方というのもちょっとどういうものなのか、私もあまり詳細を多分議会のほうでも把握はできていないのかなと思うんですけれども、もし、そしたらこれはこれで頑張ってやっていきましょうとなりました、そしたら今後、この長期化されるであろうと考えられるコロナ禍の中、ほかの団体からも、じゃ、こういうことに取り組みたい、市の経済のために頑張りたいんだということが幾つも出てきたら、それ全部受けないといけないという状況になりませんか。 ◎市長(田岡実千年君)  ケース・バイ・ケースだというふうに思っております。中身の有益性とか、商工会議所青年部、新宮市の経済の中心的な機関でございます、ある意味公的な機関でもございます。ほかの団体からもそういう要望があればそのときはそのときで判断していくということであります。 ◆7番(濱田雅美君)  今、市長お答えいただいたんですけれども、そのときのケース・バイ・ケースということでおっしゃっておりましたが、私はそのときに受けたときに線引きというか選択するのが大変難しいと思うんです。皆さん、熱い思いを持って出してきてもらっているものを、こちらは駄目でこちらはじゃできるよという線引きというのは本当に難しいと思います。ですので、そこをちょっとしっかりと考えていただきたいと思います。 私は決して、この青年部の方が出してきていただいた、これ本当に一生懸命取り組んでいただいていることには大変感謝して、これ自体を別に反対するわけではないんですけれども、もう少しやはり経済の活性化のことを考えるのであれば、市当局ともっと青年部の方が話し合って、もっとよい事業ができたのではないかなという、その伸びしろというか、話し合う時間がなかったということもおっしゃっていましたけれども、本当によい取組をしようと思えば、少し時間がかかったとしても、よい取組をするほうが私はよいと思うんです。 これも市の税金を使わせていただく事業となってきますので、本当に今後も市の税金を使わせてもらって、予算を使うのであれば、もう少し慎重に議案を出してきていただくとかということをしていただきたいと思います。決してこの青年部の方々のこの案を否定しているわけではないんですけれども、それの取組方、進め方にちょっといろいろ疑問を持ちましたので、今日は質疑させていただきました。 以上です。 ○副議長(東原伸也君)  14番、屋敷議員。 ◆14番(屋敷満雄君)  市長ね、僕はもう今のと全然違って昔の青年部の僕が知っているメンバー、彼らはボランティアみたいな非常に勇気ある行動をしたよ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ほんでね、もう一つ言うけれども、新宮市の住民を市長のことみんなが思っているの、自治会、区はじめ町内会よ、ほいで、三輪崎区も僅か3,000円の商品券渡していただきました。それは何を根拠にしたかいうたら、今年の行事が890万円の予算、ほとんどできんのよ、コロナの影響で。で、子供の大事な子供祭りとか、老人の盆踊り、そういう企画も皆駄目。ほんで、全然関係ない、悪いけれども、7月7日の七夕、市のほうから中止いう話が出たんや。市のほうで、これ行政のほうで、七夕で何かしてもうてるか。これみんな自治体、うちのも、東の海岸へ、みんな区民が役員が、子供が持ってきた七夕を飾る場所を作って、子供にお菓子を渡して、それをみんな役所のほうがせなあかんと。ほいで、これ組長会いう会議にかけたんやけれども、反対したの誰かというたら、あんたとこの市役所のOBや。ほいで、次は消防団の団長、次は誰かいうたら学校の先生上がりのOBや。そんな子供にかわいそうなこと、そんなもの、市がしやるから右へ倣わなあかん言われてんで、俺。市が何してくれるのよ、これ。そんな規制までいっぱいしてんねやぞ、これ。 その中にそんな1,000万円のお金を、商工会議所のええアイデアやいうて、いっこもええことないわだ、こんなもん。みんなうちは犠牲になってんやぞ。それやったらボランティアで、今日は三輪崎のエコやったんや。ほいだらあんたこそエコの広場へでも行ってね、立ってするとか、俺も昨日腹立ったけれども、ここから車へ乗っていって、松畑議員ところのあの通り、道路草いっぱい生えているわ。道路の草引きでもせえ言うたれ、ほんまに。そんなね、ほんまボランティアしてするんやったら分かるぞ。何の犠牲もないやないか、こんなもん。 そんなこと言やったら、さっき濱田議員言うたように、ほかの団体、皆言うてきたら、皆金出すんか。何がケース・バイ・ケースな、断るときは断らなあかんわだ。 これを幹部会へ、向井副市長、かけたあるんか、こんなもん。 ◎副市長(向井雅男君)  これは幹部会ではなくて、コロナの支援関係になりますので、対策本部の審議という過程に入るかというふうに思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  異論出やなんだんか。みんな賛成したんか、ほいだら。 ◎副市長(向井雅男君)  担当のほうからお話を伺った中で、一応、この事業内容を見させていただきました。事業主体が全事業者であること、またそれを公募すること。そして、補助については実績の補助をさせていただくということも併せてです。ただ、補助金額についてはある程度補助の金額が高いということはありましたが、今後、このバイローカルのシステムが独り立ちしていくということを考えれば、今回、初回でその手助けをしていくということですので、各コロナ対策の本部員の職員に意見を聞きながら審査をしてほしいということでお願いをしました。 一応、今、全職員の審査をいただいて、市長で許可をいただいて、それで議案として上がっているところです。 ただ、補助割合から言えば、先ほど部長のほうからも少しありましたが、今後進めていく上で、日程の都合もありますが、市の考え方というのは、当然示させていただきたいというふうには思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  そんなもん出さすんやったら、今、各自治体、電灯代、街灯代、半分出しやるんや。街灯代、全部出してくれ、ほいだら。よっぽど住民、それのほうが喜んだあるわ。何がおまえ、1,000円で1,000万円もなんて、こんなもん出さんなんのな。納得できんわ、こんなもん。修正でもして、何か考えてくれ、こんなもん。 以上。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  3番、松畑議員、議事進行。 ◆3番(松畑玄君)  今の14番議員の発言、私ちょっとお手洗いに行っていまして、ちゃんとは聞きそびれたんですけれども、・・・・・・・・とか・・・・・・・という発言があったのかどうか、議長、確認をお願いいたします。 ○副議長(東原伸也君)  そしたら、ただいま14番の屋敷議員の発言につきましては、後ほど確認をさせてもらって、質疑を先に終えたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆3番(松畑玄君)  これもし言っていたとしたら、すごいね…… ○副議長(東原伸也君)  確認するので、ちょっと時間…… ◆3番(松畑玄君)  だけど、本人も言うたと言うているんですから。確信犯でやっておられるんで。やはりこういう、この手の発言って誰かが止めてあげんと、誰か注意してあげんと。議長、本当に…… ○副議長(東原伸也君)  分かりました。ちょっと私も聞き漏らしているんで。何と言ったかちょっと分かりにくかったんであれですけれども、本人がおっしゃるんですから不穏当発言ということで、後ほど訂正させてもらいますので。 ◆3番(松畑玄君)  訂正ではなく謝罪していただきたい。 ○副議長(東原伸也君)  一応、それはまたちょっと別の問題なので、一応、不穏当発言が認められるので、議長において善処します。 ◆3番(松畑玄君)  善処というのは。僕は謝罪せえ言いやるんですよ。善処、謝罪させやなあかん。これは本当、人権問題やで、一個の。偏見で見てね、公の場でそんなことしゃべること自体がね、善処どころやない、議長、やっぱり訂正させやなあかん。 ○副議長(東原伸也君)  暫時休憩します。 △休憩 午後2時09分--------------------------------------- △再開 午後3時08分 ○議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの松畑議員の議事進行についてでありますが、14番、屋敷議員より発言させます。 14番、屋敷議員。 ◆14番(屋敷満雄君)  先ほどの議案第53号の質疑において、善良で健全な経済活動を行っております民間団体に対し、私の侮辱的な発言がありましたので、取消しして謝罪申し上げます。関係者の皆さんに対し大変不快な思いをさせまして、誠に申し訳ありませんでした。 ○議長(久保智敬君)  14番、屋敷議員から先ほどの発言について、お手元にお配りしています発言取消し申出書に記載した部分を取り消したいとの申出があります。 お諮りいたします。 これを許可することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  御異議なしと認めます。 よって、屋敷議員からの発言取消しの申出を許可することに決定いたしました。 松畑議員、よろしいでしょうか。 3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君)  今回は本当に不適切な発言で侮辱する発言だったんです。今議場で謝罪いただいたんですけれども、やっぱり当事者はすごく傷ついているとこの休憩時間にもお電話をいただいていますので、しっかりと謝罪しに行くなりしていただいて、やはり議員という職責の前に人間としての責任をしっかり果たすことを議長、そのようにお伝えください。 ○議長(久保智敬君)  はい、分かりました。 議事進行……、2番、大坂議員、議事進行。 ◆2番(大坂一彦君)  先ほど手を挙げさせていただきましたのは、今おわびもいただきましたし取消しもいただきました。屋敷議員の御存じの先輩方のときとは違うかも分かりませんけれども、青年部員、その刹那刹那で一生懸命務めております。その言葉をどうしても取り消していただきたくて先ほど手を挙げさせていただきました。 今このようにおわびもいただきましたし取消しもいただいたので、以上とします。 ○議長(久保智敬君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君)  議長、今の発言のことですけれども、やっぱり市長の議会軽視は全く遺憾というか、長年改まらない。そこで今の発言が飛び出したけれども、これは議会にも責任があると思うんです。 というのは、何年か前やけれども、青年部やったかJCやったか、僕が1階へ下りていったんよ。そしたら知った連中が固まっておるんでどうしたんや今日はと言ったら、こういう市長に要望に来たんやと。聞いたら予算を伴うんです。おまえら議長のところへ行ってきたかと言ったら、市長のところやと。ここなんですわ。市民が予算を伴う陳情は決定するのは議会やから、市長にも議会にも陳情する、要望するというその市民の認識が欠如している。それに対する我々議会もそれを市民に徹底せなならんと思うんです。 それは議長、30年前に僕が議長しているときに市のイベントへ行くでしょう。そうしたら市長が上座、その次に代議士、県議会議員、末席は議長や。それで怒って僕は帰ってきた。どういうことやと。市民の代表は市長かと。市民の代表は議長やないか。市長は市役所の代表。市民の代表は議長やぞと。自治法には書いていないけれども、こういうふうに議長ね、ほいだら生意気やと言われたけれども、何を言うとんなと。 だから市長を上へ座らせたらその隣に議長を座らさんかと。そこから始めなんだら市民が、議会が我々の代表者でという議会のあれが認識ない。それがあったんで僕は極力何か要望を受けたら、市長のところへ行くけれども議長のところにも出せよという形をしているんで、今後議長、やっぱりこういう問題が起こらんように、市民に市長と議会は車の両輪なんやて、市長だけに頼ったらあかんでと、やっぱり議長、議会に対して市民代表である議会に対してもすると。 特にこのコロナのことはこの間、我がらよ、これ対策会議をつくったので、だから市長のところだけ行ったあるからこんなことになって。こっちも来てくれたあたら議会も対応をして円満に解決できるものを、これから議長、そういうことで。やっぱり市民に対して我々議会も信頼を得れるようにしてもらいたいと思うんです。 ○議長(久保智敬君)  はい、分かりました。 質疑を続けます。 3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君)  今回のこの地域の事業活性化イベント1,000万円という補助金なんですけれども、すごい官民一体となってやれる事業だと思うんです。さっきも一般質問であったんですけれども、5万円の持続化の支援金でも3,000件見込んでいて600件ちょっとやったんです。すごい前々から経済対策をやっていくんであれば、しっかり現状をつかんだ上でやっていかなければ駄目だと思うんです。結局3,000件あるところが600件ちょっとやったわけなんです。すごい見込み違いだったわけなんです。 だから1,000円配ってどれぐらいの効果があるんかということを行政として実証する上でも、ただ配るだけじゃなく、1世帯1,000円配ることによって、どの世代の人はこれを渡すことによって幾らぐらい使ったかというデータとかも取りながら、ただ配るだけじゃなくやはりそういうことも青年部のほうが言っていましたので、そういうデータを取る上でもやはり面白いことだと思うんです。絶対今後の経済対策に生かせれる、それをするのはやはりそうやって指導していくのは行政の市役所の役目だと思いますので、そこら辺については課長、どうでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  先日商工会議所の事務局青年部の担当の方とも話しまして、ちょうど議員説明会の中でもこのクーポン事業をすることによって、データを取ることも必要じゃないかという御提案もいただいておりましたので、そこについて確認をさせていただきました。そうしましたら、議員おっしゃられるとおり、例えばクーポンの裏にお住まいだとか年齢とか性別とかアンケートを書いていただく欄を設けて、使っていただきたいというふうに会議所のほうもおっしゃられていましたので、それは今後データを取っていく上では貴重なデータになるのかなというふうに考えておりますし、そういうふうに発展できる事業にさせていただきたい。一緒にできればなというふうに考えております。 ◆3番(松畑玄君)  分かりました。 ○議長(久保智敬君)  5番、岡崎議員。 ◆5番(岡崎俊樹君)  今のアンケートみたいなことについてちょっとあれなんですけれども、これははがきを送るわけじゃないですか。はがきには住所とか名前とか載っているのかな。それともマスクみたいにポストインみたいな、そこは個人情報を嫌がる人がいるん違うかなと思うんですけれども。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  少しそこについては今会議所の担当の方とも話をしておりますが、アンケートを取ることと、あと使用できるお店をこれから募集するということなんですけれども、その使用できる店舗も含めて封筒で送ることも検討するというふうに聞いておりますので、そうするとクーポン券には名前とかは載りませんので、お住まいとか性別とか年齢とか書いていただくことは可能かなというふうに考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  封書でクーポン券を入れて送るということ。なるほど。 あと、その際にこれは使用条件、例えば1,000円以上使ったら使えるとか使用条件だったり、あとお釣りが出るとかそういった点はどうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  クーポンにつきましては、聞いておるところではお釣りは出ないというふうに聞いております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  800円やってもそれを使えるということですか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  そうですね。使えるのは使えますがお釣りが出ないということになります。 ◆5番(岡崎俊樹君)  これは和歌山市のバイローカルを参考に多分結構されているの、資料見てもされているのかなと思うんですけれども、例えば和歌山市はバイローカルの際に1か月に500円和歌山市民が使ったら、使ったと仮に計算したら20億円まちとして動くということを言われているんですけれども、新宮市も今後そういった例えば500円でも1,000円でもいいんですけれども、そういったことをうたって、バイローカルをもっと和歌山市のモデルじゃないですけれども、そういうことをうたっていくのかどうかもあまり分からないのと。 あと和歌山市はこれは、逆に今回コロナにおいてこういった商工会議所に支援とかされているんですか。バイローカル事業というか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  バイローカルの事業につきましては、このコロナの関係で始まった動きではなくて、アメリカのほうでは昔からある事業です。日本の中でも2010年代ぐらいからずっとこのバイローカルの活動をしている自治体というか民間もあります。 和歌山市もやっておりますけれども、もう2年ぐらい前からバイローカルの活動をしていきたいというふうに言っていて、ちょうどこのコロナに合わせて事業を進められているというふうに思います。 会議所のほうに確認させていただきましたけれども、このクーポン、バイローカルという活動をこれから新宮市でも発展をさせていきたいというのを確認しております。そして、その1つの起爆剤ではないですけれども、このクーポンを発行して市内の皆さんに市内で消費をしていただくという行動を進めていきたいというふうに聞いております。 和歌山市のほうの補助につきましては、ポスターの制作ですとかいうところは補助しているというふうに聞いておりますが、ちょっと詳しくは分かりません。すみません。 ◆5番(岡崎俊樹君)  このバイローカルで地元にお金を落とすということであれば、僕の考えですけれども、1,000円使ってもらうなら同じく自分も1,000円上乗せするとかじゃないと、さっきお釣りが出ない形で1,000円使うなら全然お金が動かないというか、バイローカルのあれになっていない、意味とちょっとずれちゃうのかなというところがちょっと疑問点なのと。 今このバイローカルを元にクラウドファンディングを和歌山市はしているんですけれども、今調べたらしていて、それは3,000円に10%、3,300円とか、あと5,500円とかという上乗せ、バイローカル事業と商工会やっているんですけれども、これも調べないと分からないんですが、この10%とかを市が持っている、今回クラウドファンディングで市が10%であったりあと手数料を持っている市が多いという話は聞くんですけれども。 そういったものに支援したほうが、今和歌山市は89万6,000円ということで載っているんですけれども、仮にこれを10%で考えると8、9万円近くというざっくり計算にはなるんですけれども、そういった商工会議所側も頑張ってそれに頑張っている分新宮市が上乗せしてあげたほうが、より経済は回るのかなと。 今だとこれは新宮市は補助を出すけれども、じゃ事業者側は頑張ってくれていると思うんですけれども、青年部は何をしているのかというところがちょっと見えづらいのかなというのを1点疑問があるんで、新宮市もお金を出すからにはやっぱり商工会議所にも頑張ってほしいし、もちろん市の事業者にも頑張ってほしい。官民一体となってやっていくべきなのかなと思うんです。 その点ちょっとお金を出すのは1つ、この案自体はいいと思うんですけれども、そこでじゃ何を頑張ってくれるのかというのが見えづらいと思うんですけれども、そちらはいかがなんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  市としてもこのコロナ禍の中、様々な対策、特にこれから経済の活性化というところの施策をいろいろ考えていこうという時期に来ていると思っております。そういうタイミングで、そういったバイローカル的なさらにこのコロナ禍の経済活性化が一緒になった、私は大変すばらしい企画だというふうに思いましたので、その知恵をいただくという意味合いも込めて今回思い切って補助させていただくということでございます。 ◆5番(岡崎俊樹君)  いろんな案があっていろんな考え方があるんで、どれが正解かというのも非常に見えづらいし、先ほど松畑議員がおっしゃっていたように、これを基に今後のデータがもし取れるんであれば、また面白い試みかなとも思いますが、時間というものももちろん大事ですし、例えば今和歌山市がしているやつも6月末ぐらいに終わって、7月には地域券発券ということでというので言えば、新宮市としても今青年部がクラウドファンディングみたいなそういうのを開いても、全然8月にも間に合うのかなとは思います。 今この事業所とは全く違うしそれを提案するというのも変な話なんであれなんですけれども、有効に考えていただきたい事業かなとは思います。 ○議長(久保智敬君)  ほかにありませんか。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君)  すみません、2回目の質疑で大変申し訳ないんですけれども、今先ほど松畑議員が質疑されて、これを基にデータを取るということをおっしゃっていただいたんですけれども、そういったよい情報の話合いをしているんであれば、それを議案提案のときにどうして言っていただけないのかなと思いまして、そういったことも含めて提案していただければ議会の判断も変わると思うんです。 これに限らずなんですけれども、議案を提案するときにこちらから質疑しないと返ってこないということが大変多々あると思うんで、そういうところもちょっと改めていただければよろしいかと思いまして、お願いしておきます。 決して本当に先ほども言いましたけれども、この青年部が一生懸命考えてくれた新宮市のためにと思って出してくれたこの提案を、議会も否決したいわけでもないし反対しているわけでもないと思うんです。ただ今までの在り方とかそういったことでいろいろ疑義が発生しているんだと思いますので、そこのところをもう一度よく考慮していただきたいと思います。 ○議長(久保智敬君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程3 議案第54号 監査委員の選任について ○議長(久保智敬君)  日程3、議案第54号、監査委員の選任についてを議題といたします。 地方自治法第117条の除斥の規定により、10番、榎本議員の退場を求めます。     (10番、榎本鉄也議員退場) ○議長(久保智敬君)  当局の説明を求めます。 梶田総務課長。 ◎総務課長(梶田卓哉君) (登壇) ただいま議題となりました議案第54号、監査委員の選任について御説明申し上げます。 本議案は、2名の監査委員のうち久保智敬委員から本年6月17日付をもって辞職願が提出されましたので、これを受理し、その後任といたしまして榎本鉄也議員を新たに選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、議会の御同意をお願いしたいというものでございます。 なお、略歴につきましては省略をさせていただきます。 以上、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(久保智敬君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第54号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第54号は委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第54号はこれを同意することに決定いたしました。 10番、榎本議員の入場を許可いたします。     (10番、榎本鉄也議員入場)--------------------------------------- △休会について ○議長(久保智敬君)  以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合上、明日6月19日から6月24日までの6日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  御異議なしと認めます。 よって、明日6月19日から6月24日までの6日間休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(久保智敬君)  以上により、次回の本会議は6月25日午前10時から会議を開きます。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。 △散会 午後3時30分...